「私には家族の物語がない」フィンランド34歳女性首相、驚きの人生 レインボーファミリー育ち、小学生でデモ… 「社会人」という概念がない フィンランドでも、親の教育レベルと子どもの教育レベルは関連する傾向がある。マリンには、ロールモデルがいなかった。しかし、幼少時代から、将来は大学に行って勉強したいと思っていた。家族の中で、高校を卒業し大学に行ったのは、マリンが最初である。 中学時代の成績は振るわなかったが、ギリギリで高校に入学できた。フィンランドに受験はなく、中学の成績で進学先の高校が決まる。高校と職業学校、2つの選択肢があり、それぞれ約50%の進学率である。 2004年に高校卒業試験に合格。卒業後は、デパートやお店のレジで働いた。高校卒業後、すぐに進学せず、充電期間を設けたり旅行に行ったり、アルバイトで働いたりするのは、フィンランドでは珍しくない。 2007年、タンペレ大学に入学し、アル