VR/MRの領域を中心に、アート、ビジネスの両面で次々と革新的なアイデアを形にしている、気鋭のメディアアーティスト・ゴッドスコーピオン。「現代魔術」を標榜し、「個々人の世界の認知のあり方を変えたい」と語る彼の目に、未来はどう映っているのか。これまでの足跡から、魔術やオカルティズムの捉え方、現在の仕事内容まで、じっくり話を聞いた。(編集部) テクノロジーが人に与える、魔術的な能力 ――現在の活動に至るまでの経緯を教えてください。 ゴッドスコーピオン(以下、ゴスピ):もともと精神科医になろうと考えていたんですよ。ノームチョムスキーみたいな言語学系の分野と、精神的な分野に興味があったので、合わせてやるなら精神医学だと思い、そのあたりの領域をおさえておけば、幅広い解像度で世界が見れるんじゃないかと。 ――現在テクノロジー、メディアアートの世界に進んだ理由とは? STRICKER ゴスピ:東京に出て
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