プログラムを書いていると問題に遭遇します。問題に遭遇したときはエラーメッセージが問題解決の重要な情報になります。しかし、エラーメッセージがあるだけでは問題解決にはつながりません。問題解決に役立つエラーメッセージとそうでもないエラーメッセージがあります。 ここでは、Rubyでの例をまじえながら問題解決に有用なエラーメッセージを紹介します。ライブラリなど多くの人が使うようなプログラムを作成する場合は参考になるかもしれません。 問題解決への道 問題に遭遇してから問題を解決するまでには以下の順で作業をする必要があります。 問題の把握 問題の原因の調査 原因の解決方法の検討 解決方法の実装 役立つエラーメッセージがあると「1. 問題の把握」、「2. 問題の原因の調査」、「3. 原因の解決方法の検討」がはかどります。 問題の値を示す エラーが発生すれば問題が起こっている事実は把握できます。次にすること
「同じことは同じように書く」ことがどうして大事かを説明します。 具体例: returnの有無 先日、DevLOVE運営チーム主催のリーダブルコードイベントが開催されました。イベントの前半はリーダブルコードの訳者である角さんによるリーダブルコードの紹介で、後半は参加者が「リーダブルコードとはどういうコードか」をディスカッションしました。ディスカッションでは実際に参加者が書いたコードを読みながら「ここはリーダブルだね」「ここはこうした方がもっとリーダブルじゃないか」といったことを考えました。 さて、その中で使ったコードを見ながら「同じことは同じように書く」ことがどうして大事かを説明します。ここで使うコードはdproject21/yaruo_tdd_triangleのtriangle.rbです1。 class Triangle attr_accessor :a, :b, :c def is_eq
最近読んだRubyのコードではYARDのコードがキレイでした。 さて、長いメソッドは不吉なにおいがするからメソッドを分割するなどして短くしましょうとはよく言われることですが、ここでいう「長い」とは「縦に長い」ことを指していることがほとんどです。長いのが問題なのは縦に長いときだけではなく横に長いときもです。 縦に長いメソッド まず、どうして縦に長いメソッドが問題かについてです。縦に長いメソッドには「処理を把握しづらい」という問題がある可能性が高いです。 どうして処理を把握しづらいか 処理を把握しづらい原因はいくつかあります。例えば、抽象度が低いのが原因です。 メソッドが縦に長くなっているときは、多くの処理が行われていることがほとんどです。これらの処理はメソッドになっていないため名前がついていません。処理に名前がついていない場合は実装を読まないとなにをしているかがわかりません。 せっかくなので
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