中井洽国家公安委員長・拉致問題担当相は10日の記者会見で、来年2月に東京で開かれる東アジア女子サッカー選手権決勝大会に出場する北朝鮮チームの入国について、「(北朝鮮に)制裁が掛かっている段階なので反対だ。法務当局や官邸で(可否を)議論して決めてほしい」と述べ、関係省庁の副大臣級の会議を開くよう要請したことを明らかにした。 中井委員長は北朝鮮チーム入国について、主催する東アジアサッカー連盟からの申し入れが8日にあったとした上で、「前々から分かっていることをぎりぎりに持ってくる。制裁が掛かって以来、スポーツや人的交流の面で北からの入国はほとんどなく、安易に考えてもらっては困る」と連盟を批判した。 【関連ニュース】 ・ 【特集】緊迫!朝鮮半島〜黄海で南北が銃撃戦〜 ・ 〔用語解説〕「北朝鮮の携帯電話」 ・ APEC、厳しい大警備=北朝鮮の金総書記は健在-09年「治安の回顧と展望」