11年ぶりに復活した不可思議なチャンピオンシップは、サンフレッチェ広島の勝利で幕を閉じた。 広島が勝ってよかった。誰もがそう言う。もしかしたら、ガンバ大阪のファンでもそう思った人がいるかも知れない。理由は一つだ。これで広島が負けたら洒落にならなかったから、である。 実際のところ、広島にも負ける可能性はあった。もしオ・ジェソクの軽率な退場がなかったら、CSはどんな風に展開していたのだろうか? セカンドステージ優勝、年間1位、勝ち点74、得点73、失点30。歴史的とも言える数字を残したチームがもし、でもJリーグ王者ではないんです、となってしまっていたら、今頃僕たちサッカーファンはどんな議論を交わしているのだろうか? サッカーに対する愛情を欠いたように見える順位表。 例えば、こんなことだって起こり得たのだ。 JリーグのオフィシャルHPを訪ねて、順位表のところをクリックしてみてほしい。1秒も経たぬ
![勝点63のG大阪が2位、72の浦和が3位。その順位表にサッカーへの愛はあるか。(近藤篤)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4906583b44c5f0d42d2d8b87ff76594547604ebe/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fb%2F4%2F-%2Fimg_b41e508b3333bd6985c68fb28131ec13159722.jpg)