Comment by Sybles 今日学んだこと ブッダの物語はキリスト教において「聖ヨサファトの伝説」として登場していて、イスラムでは「Budasafの伝説」として登場している。 <キリスト教におけるブッダ> ギリシアのバルラームとヨサファトの伝説は、誤って7世紀から8世紀のダマスコのイオアンに帰されることもあるが、最初に記録されたのは11世紀のアトスのエウテュミオスによってであり、アラビア語版とグルジア語版を通じて究極的にはブッダの生涯に由来する。 王から僧になったヨアサフ(グルジア語で「ヨダサフ」、アラビア語で「ユーザハフ」あるいは「ブーザサハフ」)はその名をサンスクリットのボーディ・サットヴァに由来する。ボーディ・サットヴァとは、ブッダになる前のガウタマを示すのに伝統的に使われてきた言葉である。 バルラームとヨサファトは正教会暦に8月26日の聖人として列されており、ローマ・カトリ
世界教会協議会(WCC)では仏教徒との相互理解の活動を活性化させている。 昨年WCCの異宗教間対話・協力プログラムエグゼクティブに任命されたクレア・アモス氏はキリスト教徒が仏教徒と対話し、仏教徒の宗教心や仏教の伝統を学ぶことは、キリスト教徒が改めて自らの信仰を理解することに非常に有益なことであるとの見解を示している。 アモス氏は現在WCCの異宗教間対話に関する国際ジャーナル「現在の対話」編集長を務めている。同ジャーナルの前編集長で現在編集顧問でもあるシャンタ・プレマワルダナ氏は「異宗教間対話」について最近論文を発表している。同ジャーナルは2年間刊行が中断されていたが、アモス氏によって再度刊行されるようになり、今後2年に一回の割合で刊行されていく予定であるという。 アモス氏は年内にも発表予定の「宗教多元社会におけるキリスト教徒の自己理解について」というレポートの作成に現在取り組んでいるという
宗教で読む戦国時代 (講談社選書メチエ) 作者: 神田千里出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/02/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (20件) を見る宗教で読む戦国時代 神田千里 講談社選書メチエ 宣教師も驚いた戦国日本人の高度な精神性。その「ゆるやかな宗教性」のバックボーンとしての「天道」思想をキーワードに、一向一揆、キリシタン論争から島原の乱まで、日本人の心性に新たな光を投げかける。 序盤から釘付けになって読んでしまった。今年の第一四半期最大の収穫、と自信を持ってオススメできますよ、これは。以下、twitterのメモを元に目次順に内容を紹介します。 1章 宣教師の見た日本の宗教 イエズス会の宣教師たちは、戦国日本が単一言語(都の言葉が共通語)の国と捉えていた。日本通信では改竄されたが、元の書簡では諸大名は国王に、将軍
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101204/1291472573やhttp://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101221/1292961164に関連して、磯前順一「近世「仏法」から近代「仏教」へ」(『春秋』522、pp.1-4、2010)から少し抜書き。 「今日われわれが口にする「仏教」という言葉は、仏法や仏道といった近世的な認識布置から、”Buddhism”という西洋近代的な宗教概念への転換が暗黙の前提とされているのである―― ここで言う近代とは、江戸時代までの中国・朝鮮・オランダのみと制約したかたちのでの交流とは異なって、西洋列強の帝国主義競争のなかに包摂されていった時代をさす。そのなかで宗教という、諸宗教を包摂する概念が異文化の接触する状況のなかで必要とされるようになり、同時にその構成要素として組み込まれたキリスト教、仏教、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く