ここ何年か「仕事と生活の調和」をもっと考えましょうという提案が、政府や経済界などから起きています。「ライフワークバランス」ともいいます。 つまりは「仕事も充実感をもって行い、また、家庭や地域の生活でも多様な生活を選べるよう、両方のバランスをとりましょう」ということです。 このような提案がされるのは、多くの人にとって仕事と家庭生活のバランスがとれていないという現状があるからです。 内閣府は「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する意識調査」を今年(2008年)8月に、20歳から80歳までの2500人を対象に行いました。仕事と家庭生活のバランスがとれていないことを示す典型例がつぎの結果です。 「仕事」優先を理想とする人は、2.0%にすぎないが、現実には約半数が(「家庭」よりも)「仕事」優先となっている。 また、いろいろなことをするための「時間は十分とれているか」という質問もあります