タグ

2010年7月31日のブックマーク (3件)

  • 瓶詰めにできないシステム - 傘をひらいて、空を

    コンサート、よかったら一緒に予約しておくよ、と彼女が言うので、ありがたくお願いした。彼女は自分と夫と私、それにもう一人の友だちのチケットを押さえた。 終演後の会場から駅に向かって歩きながら、私は彼女にこっそり訊いてみる。ねえ、どうして私とかも誘ってくれたの。前は旦那さんと二人で行ってたじゃない。彼女は前方に目を遣る。べつの友だちが手振りをまじえて彼女の夫に話しかけながら歩いている。 彼女と彼女の夫は共に社交的とはいえないたちで、いつもふたりでいることを好んでいた。彼らは特別にあつらえた空気に包まれているように見えた。彼らふたりが慎重に配合した、私たちが不用意に吸ってはいけない空気だ。 コリドーって知ってる、と彼女は言った。こり、なに、と私が訊きかえすと、彼女は、水辺なんかで生態系のありかたを観察したことはある、と質問を重ねる。私はおぼつかなくこたえる。えっと、なんか、小さい池とかで、ぐるっ

    瓶詰めにできないシステム - 傘をひらいて、空を
  • 「111歳」男性、「部屋開けるな」強く指示:社会:スポーツ報知

    「111歳」男性、「部屋開けるな」強く指示 東京都足立区の民家で「111歳」とされていた住人の加藤宗現さんとみられる遺体が見つかった事件で、同居している孫の女性(53)が警視庁千住署に「祖父の言うことは絶対で、『部屋を開けるな』と強く言われた」と話していることが30日、捜査関係者への取材で分かった。 遺体が見つかった部屋の扉の内側には大量の箱や紙類が積み上げられ、外部から簡単に開けられない状態になっていたという。 部屋には1978年11月の新聞や区の広報があり、それ以降の新聞などがなかったことなどから、死亡したのはそのころだったとみられる。千住署は、家族が加藤さんの意向に逆らえず、30年以上にわたり部屋をそのままの状態にしていたとみて調べている。 一方、加藤さんに対しては、69年ごろからが死亡した2004年8月まで老齢福祉年金が支払われた可能性が高いことも判明。年額数十万円に上るとみられ

    kousyou
    kousyou 2010/07/31
    このニュースを聞いた時から本筋は年金云々ではなくこういう背景なのではないかとは思っていた。"祖父の言うことは絶対""祖父は普通の人ではなく、パワーを持っていた"
  • asahi.com(朝日新聞社):貸本文化いま再び 「ゲゲゲの女房」に登場、業界紙復刻 - 文化トピックス - 文化

    文化いま再び 「ゲゲゲの女房」に登場、業界紙復刻(1/2ページ)2010年7月31日11時1分 「全国貸新聞」は貸店の団結と地位向上を目指していた。作家のインタビューや読書推進運動の呼びかけなども目に付く 人気を呼ぶNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で大切な役割を果たした「貸」。最盛期には全国に3万店あったとされる貸店に向けて発行された月刊の業界紙「全国貸新聞」が先ごろ復刻出版された。戦後復興期の大衆文化を担った貸店とは何だったのか。忘れ去られようとしている「街の図書館」の姿が浮かび上がってくる。 「ゲゲゲの女房」の主人公の夫は貸漫画家から出発し、貸店が人々の社交の場になっている様子が描かれた。 ■最盛期には3万店 「全国貸新聞」の創刊号は1957年9月12日付の発行で、発行母体である全国貸組合連合会の創立を報じている。「三万業者の力を結集」との見出しを掲げた記事