今年のNHK大河ドラマ「平清盛」では、法皇・上皇らによる院政体制を「王家」と呼んでおり、ネットでは「『皇室』『天皇家』ではないのか」といった議論が起きている。同作品の時代考証にあたった気鋭の中世史家、本郷和人 東京大学史料編纂所准教授と「肉食と草食の日本史」(中央アート出版社)の共著もある作家の堀田純司氏に、「王家」問題について寄稿してもらった。(編集部) このような話題にうかつに首をつっこまずに過ぎ去るのを待つのが大人の態度だと思うのですが、この話題は実は「表現における用語の規制」に関わるものです。ですので非力かつ超末席ながら、言葉を使う商売のはしくれとして、あえて大河ドラマ「平清盛」における言葉の使い方について解説してみようと思います。いたらぬ人間の解説ですが、なにかの足しになれば幸いです。 今、一部で話題のNHK大河ドラマ「平清盛」で使われる「王家」という皇室の呼称ですが、まずこれは
アニメーション『ちはやふる』第十四首 「はなよりほかにしるひともなし」すでに作品の中核コンテマン、川尻善昭が全開だ。PLUS MADHOUSE(プラス マッドハウス) 2 川尻善昭 (プラスマッドハウス 2)作者: スタジオ雄出版社/メーカー: キネマ旬報社発売日: 2008/07/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 351回この商品を含むブログ (3件) を見る「PLUS MADHOUSE2 川尻善昭」に詳しいが、氏は独特の美学を持つ人である。特にアクションに関して、興味深い言葉を述べている。俺のイメージだと、あれだけ凄い奴らのチャンバラっていうのは、1秒に5回打ち込むんだよ。1秒に5回ですか!そう言ったら、三原君が「動きが繋がりません!」と言っていた。繋がらなくてもいいの。刀と刀を合わせた時に火花が飛べば、凄い奴らが戦ってると思えるから。1秒間に5回。そん
金がなければ戦争は出来ないが、戦争は金になるのかというと事情はそれほど単純でない。古代ギリシャの史家ツキジデスは「戦争は兵器の問題と云うよりは支出の問題なのであり、支出が可能なら兵器も使い物になる」といった。これは金がなければ戦争は出来ないことを言っている。本書は戦争の経済的側面を常套の経済的手法を使って説明することである。しかし戦争のバランスシートやキャッシュフロー表といった財務諸表を作ることではない。そんなことを出来る理論はない。なぜなら出費は分っても利益(便益)が確定できないためである。戦争にはこれこれの利益を上げると云う経済的目標がないのである。 訳者山形浩生氏が云うように、「この本は別に新しいことを述べて本ではない。全く新しい理論を展開しているのではなく、著者はノーベル賞を貰うほどの高名な経済学者でもない。本書は戦争をめぐる経済の話題を初歩的なマクロ・ミクロ経済理論を使って分析し
ル・モンド紙が橋下大阪市長誕生について記事を載せました。日本の政治がフランスの新聞に載ることは極めて希なことです。それだけ重要視しているのだと思われます。 新しい当選者は、政党と公務員を攻撃し、第三の都市大阪に、東京に比肩する地位を約束する。 八尾市は、大阪市郊外にある陰気な街の一つである。低家賃アパート、小さな家、パチンコ店のなかに、ネオンとコンクリートが不調和に混在する。変わり映えしない単調な日常に、無気力に身を寄せているようである。その街が、喜びに沸いた。その街で少年時代を過ごした橋下徹42歳が、2011年11月の大阪市長選に勝利したからである。彼は行く先々で、政党、「財政を食いつぶすシロアリ」公務員、中央政府を攻撃した。また減税(消費税の引き上げが議事に上っている―ママ)を約束し、大阪再生のための団体および政党をつくるために活動することを望む。ポピュリスト橋下徹は、間違いなくそうす
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