ニューヨーク(CNNMoney) 災害リスク評価に当たる米企業Eqecatは3日までに、米東部地域などを直撃したハリケーン「サンディ」による経済損失が最大で500億ドル(約4兆円)に達する可能性があると報告した。 災害による損失額としては過去最大規模の1つとしている。同社は当初、被害額は100億~200億ドルと計算していたが、その後、300億~500億ドルに上積みした。電力や他のエネルギー源の不足による経済活動の中断が予想以上に長期化したのが原因と説明している。 被害額がさらに膨らむ可能性があるとも述べた。経済損失額のうち保険でカバーされているのは100億~200億ドルとみられる。当初の見積額の50億~100億ドルを上方修正した。 経済調査企業ムーディーズ・アナリティックスはサンディによる経済損失額は499億ドルと設定。個人世帯、ビジネス界や鉄道、道路、上下水道など公共インフラ基盤が被った