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2014年11月27日のブックマーク (2件)

  • 「在特会」はどのように生まれたのか――樋口直人『日本型排外主義』 - Danas je lep dan.

    発足当時は一部ウォッチャーに注目されるだけだったが,あれよあれよという間に全国紙に何度も登場しついには流行語大賞にまで影響を及ぼすようになった排外主義団体「在日特権を許さない市民の会」。それをめぐっては多くの言説が飛び交ってきたが,実は格的な学術研究は殆ど現れていなかった。書『日型排外主義――在特会・外国人参政権・東アジア地政学』は在特会に関する初めての格的研究であり,従来の在特会理解に修正を迫るものである。日型排外主義―在特会・外国人参政権・東アジア地政学―作者: 樋口直人出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2014/02/22メディア: 単行この商品を含むブログ (9件) を見る 書の構成は次の通り。プロローグ(1-7頁)序章.日型排外主義をめぐる問い(9-28頁)第1章.誰がなぜ極右を支持するのか――支持者像と支持の論理(29-48頁)第2章.不満・不安で排

  • 「葬式仏教の誕生-中世の仏教革命」松尾 剛次著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    中国韓国の仏教は日ほど葬送にかかわることなく、葬儀は儒教や道教、シャーマニズム、あるいは無宗教的な手法で行われるのが常であるという。日の仏教が葬式仏教として葬送儀礼に深く関与するようになったのはなぜか、書ではその仏教革命ともいえる日仏教の葬式仏教化の過程が解き明かされる。 結論からいうと仏教の僧侶が組織的に葬送儀礼に関るようになるのは鎌倉仏教教団が格的に社会的影響力を持ち始める十三世紀~十五世紀ごろのことで、檀家制度や諸法令などが整備されていく江戸時代の十七世紀~十八世紀以降やっと葬式仏教が確立する。 それ以前は、仏教の僧侶たちは葬儀に対してはかなり消極的だった。古代から中世にかけて穢(ケガレ)忌避の観念は制度化され、僧侶たちも非常に強く穢れを避けることを意識していた。死穢は「死体に触れたり、葬送、改葬、墓の発掘などに携わったために生ずる穢れで、その穢れに触れた人間は普通、三〇

    「葬式仏教の誕生-中世の仏教革命」松尾 剛次著 | Call of History ー歴史の呼び声ー