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2019年4月4日のブックマーク (1件)

  • 『松平信綱(人物叢書)』大野 瑞男 著

    徳川家光、家綱時代、老中として幕政を主導した松平信綱についての代表的な評伝。松平信綱は知恵伊豆の異名で知られるように非常に優秀な人物であった。書の彼の事績の総括が端的にまとまっている。 『信綱は最初は土井利勝・酒井忠勝らに次いで阿部忠秋らと老中として、「武家諸法度」の改定、参勤交代制の制定、軍役の制定、老中制の確立、島原の乱の鎮圧、「鎖国」体制の完成に貢献し、寛永飢饉を克服した。家光死後は幼い家綱を補佐して、由比正雪らの慶安事件を処理し、明暦の大火の復興を果たし、幕政の確立に尽力した。 (中略) 信綱は外様大藩などの意向を承けて将軍との取次を務め、その的確な指南によって萩藩や庄内藩などの存立を助け、大名をまさに幕府の藩屏として位置付け、幕府=将軍を中心とした藩が確立できるよう、すなわち幕藩体制の確立を意図したといえる。』(284-285頁) 非常に切れ者で様々なエピソードが残り、行政手腕

    『松平信綱(人物叢書)』大野 瑞男 著
    kousyou
    kousyou 2019/04/04
    更新しました。知恵伊豆と呼ばれた名老中松平信綱の代表的な評伝の紹介です。