中国広東省仏山にあるホンダ系の自動車部品工場で賃上げを求めて従業員らが行っているストライキで28日、中国人従業員らが日本から派遣された駐在員との「50倍」という給与格差問題をやり玉に挙げ、経営側を突き上げていることが分かった。 江西省の衛星テレビなどが同日伝えたところによると、ストが起きている「本田自動車部品製造」の女性従業員が手取りで月額平均約1千元(約1万3500円)なのに対し、駐在する日本人技術者は同5万元。従業員らは経営側に日本人の給与を公表するよう迫ったという。 中国では年内にも「同一労働同一賃金」を柱とする「賃金法」の成立が見込まれており、中国人従業員らはこうした法整備をにらみながら労使交渉を進めているものとみられる。 部品工場のストには1千人以上が参加。経営側は約350元(約4700円)の賃上げを提示したものの、従業員側は拒否した。賃金の倍増となる1800〜2000元への引き
厚生労働省が11月、障害者の雇用状況(6月1日現在)を発表した。企業(従業員56人以上)の障害者雇用率は1.59%で3年連続過去最高を更新したが、法定雇用率(1.8%)には届いていない。遅れている障害者雇用。そんなとき、東京都内に社員14人のうち半数が障害者という小さな町工場があることを知った。(田中夕介)一生懸命の7人「仕事楽しい」 東京都江戸川区の都市型工場団地「テクノタウン小松川」に入居する「コスモプリント」。ハンドクリームやシャンプーなどのプラスチック容器に商品名や商品内容を印刷する加工会社だ。社員は石塚利夫社長(74)を含め14人で7人が知的障害者、このうち5人はダウン症や自閉症などの重度障害者だ。 容器の印刷がはがれないためのフレーム処理、印刷、検査、箱詰め…。正確に仕事をこなす社員たち。伊東明子さん(29)=仮名=がベルトコンベヤーから流れてくる大量の容器の中から3個を瞬時に
脳動脈瘤(りゅう)で倒れ、一命を取り留めたものの記憶ができなくなるなどの障害を負い、「高次脳機能障害」と診断された大阪府豊中市の野田和寿さん(36)が、ピアニストを目指して練習に励んだころの記憶と体で覚えた技術を頼りに、11月、初の大きなコンサートに出演する。野田さんが通う作業所のメンバーや両親は「高次脳機能障害について多くの人に知ってもらう機会になれば」とコンサートに期待を寄せている。 野田さんがピアノを始めたのは6歳のとき。毎日数時間の練習に励んで有名音楽家の名曲を弾きこなし、ピアニストになるのが夢だった。 ところが、コンピューター関係の仕事に就いていた平成17年6月、帰宅後、脳動脈瘤の破裂によるくも膜下出血で倒れ、意識を失った。一命は取り留めたものの新しい記憶ができないなどの障害が残り、「高次脳機能障害」と診断された。現在は、府内でも数少ない中途障害者の作業所「工房『羅針盤』」(豊中
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