タグ

ブックマーク / sportiva.shueisha.co.jp (38)

  • 磐田・名波浩監督が激白「リアクションサッカーはしない」

    2014年9月26日、スポルティーバの解説者としてもお馴染みの名波浩氏が、ついに古巣・ジュビロ磐田の監督に就任した。しかし、期待されたJ1復帰は果たせずに終わった。名波監督はその現実をどうとらえ、来季の戦略についてはどう考えているのか、直撃した――。 プレーオフで負けたあと コーラをカブ飲みしてふて寝した ――まずは、リーグ6位のモンテディオ山形と対戦したJ1昇格プレーオフ準決勝(11月30日)の話から聞かせてください。リーグ戦上位(4位)のジュビロは引き分け以上で決勝に進出できる状況の中、1-1で迎えたアディショナルタイムに、山形のGK山岸範宏に劇的な決勝ゴールを決められてしまいました。試合後の会見では、言葉数も少なく、かなり厳しい表情をされていましたが、やはりショックは大きかったですか。それとも、怒りのほうが強かったのでしょうか。 名波浩(ななみ・ひろし)。1972年11月28日生まれ

    磐田・名波浩監督が激白「リアクションサッカーはしない」
  • OB名波浩が指摘する。J2で足踏みするジュビロの問題点

    名波浩の視点 J2に降格したジュビロ磐田。今季は1年でのJ1復帰を目指しながら、第7節でギラヴァンツ北九州に2-3で敗れて早くも2敗目を喫すると、第8節でも横浜FCと2-2で引き分けた。 松井大輔をはじめ、個の力でチャンスを作っているジュビロだが......。 横浜FC戦では、相手の高い位置からの組織的な守備と、そこから展開される厚みのある攻撃に苦しんだ。特に立ち上がりは、相手の勢いに押されて受けて立つ感じになってしまい、守備のラインがズルズルと下がってしまった。結果、自陣でセカンドボールを拾われるシーンが目立ち、開始5分に先制ゴールを許した。 この日は、センターバックの菅沼駿哉が負傷。急遽代役を務めたのは、J初出場のDF木下高彰だった。主軸のDF伊野波雅彦とは練習でもほとんどコンビを組んだことがなく、その分、コミュニケーション不足だったこともある。ゆえに、敵FWの黒津勝に複数の選手が引っ

    OB名波浩が指摘する。J2で足踏みするジュビロの問題点
    kovayan
    kovayan 2014/04/22
    強者のサッカーを要求するファンとOB
  • 福田正博が考える「浦和の広島化」の問題点

    浦和レッズというクラブは、これまで多くのタイトルを取ってきたわけではない。リーグ優勝はまだ1回。2007年にACLを制してアジアチャンピオンにもなったが、それ以降タイトルから遠ざかっている。ここ数年、「タイトルが欲しい」というサポーターの思いも非常に強い。それに応えるためにどうするかをクラブも考え、今の体制になっていると思う。 2006年から2011年まで広島を指揮し、2012年から浦和を率いるミハイロ・ペトロビッチ監督 浦和は、2000年に一度J2に落ちて、翌年J1に復帰。そこから優勝するクラブに成長して(06年)、アジアの頂点にも立った。だが当時、ホルガー・オジェック監督のサッカーが、カウンターと個人能力で打開するスタイルで面白くないと批判されたこともあり、内容を求める傾向が次第に強くなっていった。その後、フォルカー・フィンケ監督(2009-2010)、ゼリコ・ペトロビッチ監督(201

    福田正博が考える「浦和の広島化」の問題点
  • 磐田のJ2降格は「サッカー王国・静岡」の凋落が原因!?

    望月文夫●文 text by Mochizuki Fumio藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato 今季、まさかのJ2降格となったジュビロ磐田。 3度のリーグ制覇(1997年、1999年、2002年)を果たした"名門"ジュビロ磐田は、「日一のサッカーどころ」を自負する静岡県のサッカーファンにとって、清水エスパルスとともに"誇り"だった。ゆえに、磐田のトップリーグからの転落は、地元サッカー界に大きな衝撃を与えた。 その原因はいろいろと考えられる。戦術的な問題からクラブの体質変化など、大小さまざまだが、静岡のあるサッカー関係者は意外な要因を指摘した。それは、「日一のサッカーどころ」の象徴的存在とも言える、高校サッカーの低迷である。その関係者が語る。 表1。高校選手権は同年度。1991年の高校総体は静岡県で開催され、2校の代表校が出場。決勝は史上初の同県対決となった。「

    磐田のJ2降格は「サッカー王国・静岡」の凋落が原因!?
  • Jリーグにビッグクラブが存在することの功罪を考える

    ■ビッグクラブのないJリーグの魅力と課題 現在のJリーグは、どのクラブにも優勝の可能性があるといっても過言ではないほど戦力差のないリーグで、競争の激しい状態といえる。たとえば、昨季残留争いをした大宮が首位を快走しても、ちょっとした驚きではあるけども、ものすごい驚きではない。多くのクラブに優勝する可能性がある。それは世界の主要リーグではあまりないことで、非常にスリルのあるリーグといえる。 ただ、それだと世界レベルの競争力を持つことが難しい。そこをどう考えるか。今シーズンのAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は、4チーム(広島、仙台、浦和、柏)が出場し、結局、柏だけがベスト8に残った。2007年に浦和、2008年にガンバ大阪がACLで優勝してから5、6年が経過した今、アジアの情勢が変わってきていることに、もっと目を向けなければいけない。 観客動員数でリーグを引っ張る存在の浦和。ビッグクラ

    Jリーグにビッグクラブが存在することの功罪を考える
  • 突破できるか?今そこにある、バスケットボール新リーグ「NBL」の課題|バスケットボール|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

  • 名波浩が斬る「今の日本代表に『W杯優勝』なんてできない」

    6月4日に行なわれたW杯アジア最終予選のオーストラリア戦。日は1-1で引き分けて、5大会連続のW杯出場を決めた。 ゲームの主導権は序盤から日が握っていた。相手のオーストラリアも前から積極的にプレッシャーをかけて、気持ちを前面に押し出して向かってきたが、それに対して日は怯(ひる)むことなく、落ち着いて対処。徐々に香川真司と田圭佑が相手守備網のギャップを突き出すと、ポゼッションが増して、選手個々の動きの質も高まっていった。 鋭いドリブルでチャンスを作った香川真司だが、ゴールを割ることはできなかった。 なかでも、香川のドリブルや岡崎慎司の飛び出しなど、相手の裏をとる動きは、テストマッチのブルガリア戦(5月30日、0-2で敗戦)に比べ、極めて良かった。パス回しも各選手が止まった状態にある"ステーションパス"が少なく、テンポのいいボールの出し入れからフィニッシュまでいくシーンが多く見られた。

    名波浩が斬る「今の日本代表に『W杯優勝』なんてできない」
  • 【Jリーグ】セレッソ・柿谷曜一朗が放つ「ゴールの匂い」を日本代表に。

    開幕3連勝と好調セレッソの原動力となっている柿谷曜一朗。 セレッソ大阪が好調だ。 2戦2勝同士の対戦となったJリーグ第3節のFC東京戦では、粘り強く接戦を制して1-0の勝利。これで開幕から3連勝である。 さて、そんな好調のチームを現在、最前線で引っ張っているのが、FW柿谷曜一朗である。 開幕戦(対アルビレックス新潟)では試合終盤に貴重な決勝ゴール(1-0で勝利)を、第2節(対ヴァンフォーレ甲府)ではチームに勢いをもたらす先制点(2-1で勝利)を決めている。その働きぶりは、まさにエースストライカーだ。 こうした結果からもわかるように、柿谷の存在感を高めているのは、何よりゴールに対する意識の強さである。 今の柿谷がボールを持つと、ピッチ上には不思議と「何か起こりそうな雰囲気」が漂う。前を向いてボールを持ったら、積極的に仕掛けてゴールへ向かう姿勢が、そんなことを感じさせるに違いない。 今季初めて

    【Jリーグ】セレッソ・柿谷曜一朗が放つ「ゴールの匂い」を日本代表に。
  • 【日本代表】ザッケローニ監督が本田中心のチームをつくる理由

    ザックジャパンの攻撃の中心選手としての地位を確立した田圭佑福田正博 フォーメーション進化論 vol.35 左サイドがストロングポイントになっているザックジャパンにあって、右に岡崎慎司を置くのはなぜか。それはやはり、タイプが違う選手を置くことで、バランスをとっているということだろう。「柔」の香川真司と「剛」の岡崎慎司。このバランスが左右でとれている。 右に岡崎がいることによって、左の香川技術力を生かしたサイド攻撃がアクセントとなる。だから、「チームとは、つまりバランスである」とよく言われるように、異なる個性の組み合わせが重要になる。「剛」だけではダメで、「柔」だけでもダメ。さまざまなタイプの選手をバランスよく配置するという意味では、日本代表は現在のバランスが一番いいと思う。 岡崎は、泥臭いプレイスタイルが信条。彼人は自分が技術的に優れているという過信はないし、懸命に全力でプレイするとこ

    【日本代表】ザッケローニ監督が本田中心のチームをつくる理由
  • 【Jリーグ】37年ぶりの天皇杯優勝。柏が備えつつある「強豪クラブの風格」

    前身の日立製作所時代から37年ぶりとなる天皇杯を制覇した柏レイソル 奪ったゴールはわずかに1。それでも慌てることなく試合を進め、堅実な守備で逃げ切ってしまうあたりは、昨季(2011年)のJ1王者・柏らしい戦いぶりだったと言っていい。 4年前と同じガンバ大阪と柏の対戦となった、元日恒例の天皇杯全日サッカー選手権大会決勝。試合序盤からボールポゼッションで上回り、主導権を握ったのはG大阪のほうである。 しかも、様子を見るようにパスをつなぐだけだった状態から、20分を過ぎると徐々に柏ゴールへ迫る機会も多くなっていた。25、26分には、ゴール前で遠藤保仁、二川孝広が立て続けに惜しいシュートチャンスをつくり出してもいた。ここからいよいよ、格的にG大阪ペースになるのではないか。注目の元日決戦は、そんな流れで推移していた。 潮目を変えたのは、柏のネルシーニョ監督が下した「決断」である。 「ガンバから流

    【Jリーグ】37年ぶりの天皇杯優勝。柏が備えつつある「強豪クラブの風格」
  • 日本バスケ界にある格差。何のために新リーグをつくるのか?

    木村元彦●取材・文 text by Kimura Yukihiko山雷太●撮影 photo by Yamamoto Raita 『スポーツ紛争地図』 vol.1 第2回 昨季のbjリーグ王者は琉球ゴールデンキングス。新シーズンは10月6日に開幕する photo by AFLO バスケットボールの悲願、統合プロリーグに向けての課題は、いくつもある。「レギュラーシーズンの一化」がまず上げられようか。 bjがそもそもJBLを反面教師にした部分があるために、レギュレーションが異なっている。これをリーグ間で理想に向けて協議する必要がある。 社団法人・神奈川県バスケットボール協会の理事である廣田和生氏はbjリーグ横浜ビー・コルセアーズの代表も務め、今シーズンからbjリーグの幹事会及びコンプライアンス委員会のメンバーに就任している。 かような両リーグの葛藤を知る人材は薩摩と長州の橋渡しよろしく、日

    日本バスケ界にある格差。何のために新リーグをつくるのか?
  • JBLとbjリーグの統合はなぜ進まないのか?

    木村元彦●取材・文 text by Kimura Yukihiko山雷太●撮影 photo by Yamamoto Raita 『スポーツ紛争地図』 vol.1 第1回 現在、日バスケットボール界は、JBLとbjリーグ、ふたつのリーグが併存している 9月19日、日バスケットボール協会は記者会見を開き、2013年9月から開始される新リーグの名前をNBL(National Basketball League)と発表、このNBLが協会が認定するトップリーグであることを強調した。 席上、新リーグ運営部の丸尾充部長は、今までのリーグ=JBLとの違いを聞かれ、「新リーグはJBLとbjリーグの統合ではない。新規参入もあってのものである。プロのイメージを目標に運営のスタイルを自主興業に変えた」と答えている。 2008年にFIBA(国際バスケット連盟)から、「一国家でひとつのリーグが理想。(JBL

    JBLとbjリーグの統合はなぜ進まないのか?
  • 【Jリーグ】11位のクラブにも可能性あり!? どうなる「J1昇格プレイオフ」

    今シーズンのJ2は35節まで終了。昇格システムの変更で3位から6位のクラブでプレイオフが行なわれる。現在7位の横浜FCにも十分チャンスがある photo by Getty Images J2第35節、ジェフ千葉対東京ヴェルディの一戦は、互いに点を取り合った末に2-2の引き分けに終わった。 痛み分け。まさにそんな表現がぴったりの試合だった。 この試合を前に5位の千葉と6位の東京Vは、勝ち点のうえではともに57で並んでいた。上位にらいついていくためには、どちらにとっても勝ちたかったこの試合。雨にぬれたピッチでボールコントロールに苦しむ場面も少なくなかったが、それでも両チームが死力を尽くして戦い抜いた結果のドローである。 「勝ち点3を取りにいった。それは千葉もまったく同じだと思う。勝ち点1しか取れず残念だったが、選手はチームのためによく戦ってくれた」(高橋真一郎・東京V監督) 「自分たちもよさ

    【Jリーグ】11位のクラブにも可能性あり!? どうなる「J1昇格プレイオフ」
  • 【Jリーグ】仙台との天王山を快勝。広島が手にした王者としての「資格」

    仙台との大一番を制して、再び首位に返り咲いた広島。 サンフレッチェ広島の試合を見ていて、ずっと気になっていることがあった。リードしている状況を守り続けていればいいが、一度追いつかれたり、逆転されたりすると、必ずといっていいほど選手たちは下を向いていた。それも相手だけでなく、見ている人にもわかるくらいに......。 それが顕著に出ていたのが、2年前にジュビロ磐田と対戦したナビスコカップ決勝だった。2-1でリードしていた試合終了間際、前田遼一に同点弾を決められると、ピッチに立っていた選手たちは露骨に失意の表情を見せた。タイトル獲得が目前に迫っていたところで、追いつかれてしまった落胆はわかるが、そこで試合が終わったわけではなかった。 当時、ケガ明けということもあり、その試合をベンチで見つめていた佐藤寿人に疑問をぶつけると、「守備陣の悔しい気持ちはわかるけど、下を向けば、相手にもショックを受けて

    【Jリーグ】仙台との天王山を快勝。広島が手にした王者としての「資格」
  • 【Jリーグ】木村和司が申す「大混戦のJリーグに潜む問題点」

    混戦のJリーグは、第18節を終えてサンフレッチェ広島が10年ぶりに首位に立った。木村和司が我がまま申す vol.6 昨季まで横浜F・マリノスの指揮官を務めていた木村和司氏が、日サッカー界のさらなる発展のために大いにモノ申していく好評連載。今回は、Jリーグ大混戦の理由を検証。すると、そうした混戦状況の中に思わぬ問題が隠れていることを、木村氏が指摘した――。 Jリーグは早くも後半戦に突入したのぉ。ここ数年、ずっと混戦模様だけど、今季はその傾向にさらに拍車がかかっている感じがするな。 1試合を消化するごとに目まぐるしく順位が入れ替わって、上位と下位との差もかなり拮抗している。第18節を終わった時点で、首位のサンフレッチェ広島と2位のベガルタ仙台が頭ひとつリードしているとはいえ、13位のヴィッセル神戸でも上位2チームとの勝ち点差は11。もし広島と仙台が連敗して、神戸が連勝すれば、その差はわずかに

    【Jリーグ】木村和司が申す「大混戦のJリーグに潜む問題点」
  • 【Jリーグ】セレッソ・柿谷曜一朗、「天才」は本当に復活したのか?

    今季、セレッソに復帰した柿谷曜一朗が存在感を示し始めている。 天才の復活、とでも言えばいいだろうか。 セレッソ大阪の柿谷曜一朗が現在、ブレイクの予感を漂わせている。 シーズン開幕当初こそ、ベンチからの途中出場が多かった柿谷だが、5月に入ると先発での出場機会を増やし、以後好調を持続。J1では第16、17節と2試合連続、その直前に行なわれたナビスコカップも含めれば、3試合連続のゴール。しかも、6月以降の公式戦7試合(リーグ戦4試合、ナビスコカップ3試合)では計7ゴールという荒稼ぎである。 五輪代表トリオの清武弘嗣(7月にニュルンベルクへ移籍)、扇原貴宏、山口螢、さらには韓国代表のキム・ボギョンといった若いタレントが多数顔をそろえるセレッソにあっても、最近の柿谷は存在感で群を抜いている。 セルジオ・ソアレス監督からの信頼が厚いことも、起用の仕方を見れば明らかだ。 7月14日に行なわれたJ1第18

    【Jリーグ】セレッソ・柿谷曜一朗、「天才」は本当に復活したのか?
  • 【名波浩の視点】好調・広島、リーグトップの得点力を生み出す「仕掛け」

    ジュビロに快勝して、前半戦を2位で折り返したサンフレッチェ。 シーズンの折り返し地点となるJリーグ第17節、2位のサンフレッチェ広島と3位のジュビロ磐田が対戦し、広島が2-0で勝利。勝ち点33の2位(首位ベガルタ仙台は勝ち点35)という好成績で前半戦を終えた。 試合は立ち上がり、広島にとっては苦しい展開が続いた。磐田の強烈なハイプレッシャーの前に、最終ラインから組み立てる得意の形が作れなかった。ボランチの森崎和幸が下がって効果的なつなぎを見せるとか、最終ラインの千葉和彦からのくさびボールでリズムを作るといったパターンが陰を潜め、GK西川周作が苦し紛れにロングボールを蹴るシーンが目立った。普段どおりの組み立ても何度か試みるのだが、ミスを連発し、成す術がなかった。 しかし後半、GKの西川にボールを下げたら、よりシンプルに前線に配球するようになると、徐々にペースを握り始めた。ルーズボールに対する

    【名波浩の視点】好調・広島、リーグトップの得点力を生み出す「仕掛け」
  • 【Jリーグ】浮上できない理由。ガンバ大阪が抱える二律背反

    ザックジャパンで活躍する遠藤もガンバでは苦戦が続いている 現在の順位を知らない人が試合を見ていたら、G大阪がJ2降格圏にいるチームだとは、きっと思わなかったに違いない。 それほど、G大阪の出来は悪くなかった。J1第17節、FC東京対G大阪戦のことである。 率直に言えば、悪くなかった、という表現さえ控え目なくらいかもしれない。DFラインからパスをつないで攻撃を組み立てる、"ガンバらしさ"は存分に出ていたし、事実、FC東京よりも多くのチャンスを作っていた。 しかし、結果は3-2でFC東京の勝利。これで2連敗となったG大阪は、16位からさらに順位を落とし、ブービーの17位に転落した。 シーズン途中からその任に就くも、チームを低迷から救い出せない松波正信・G大阪監督が、苦悩を口にする。 「あんなに簡単に失点すると、追いつくのにパワーがいる。守備のバランスを取ったなかで攻撃できないと、結果(勝ち点)

    【Jリーグ】浮上できない理由。ガンバ大阪が抱える二律背反
  • 【Jリーグ】福田×名波が語る「優勝戦線は、こうなる!」

    小室 功●構成 text by Komuro Isao益田佑一●撮影(対談) photo by Masuda Yuichi 藤田真郷●撮影(試合) photo by Fujita Masato 第13節終了時点で3位のジュビロ磐田。山田大記(写真)をはじめ、前線に得点力のある選手がそろう。福田正博×名波浩 Jリーグ序盤戦総括(4) 首位のベガルタ仙台から13位の名古屋グランパスまでの勝ち点差が10と、今季も大激戦のJリーグ。どのチームが抜け出し、最後にタイトルを手繰り寄せるのか。序盤戦の戦いぶりを検証し、福田正博氏と名波浩氏が頂点に立つチームをズバリ予想する! ――では、今回の対談の締めくくりとして、今後の行方を占っていただけないでしょうか。ズバリ、優勝チームはどこだと思いますか? 名波 いやぁ、それは難しいよ(笑)。 福田 まったく、予想がつかない。ほんと、わからないよ(笑)。 名波 か

    【Jリーグ】福田×名波が語る「優勝戦線は、こうなる!」
  • 【Jリーグ】福田×名波が語る「仙台、広島、磐田が上位にいる理由」

    小室 功●構成 text by Komuro Isao高須 力,山添敏央●撮影 photo by Takasu Tsutomu,Yamazoe Toshio J屈指の守備力で首位を快走する仙台。福田正博×名波浩 Jリーグ序盤戦総括(1) 日が躍動し、大いに盛り上がっているW杯最終予選。一方、まもなく再開するJリーグ2012年シーズンの熱き戦いも忘れてはいけない。序盤戦は実績のあるチームがもたつく中、新監督の下、はつらつとしたプレイで快進撃を続けるチームが見られるなど、大混戦の様相だ。勝ち点差がギュッと詰まった、この状況から抜け出していくのは一体どこなのか。サッカー解説者の福田正博、名波浩の両氏に序盤戦を振り返って検証する――。 ――J1は第13節を終えて、上位3チームはベガルタ仙台、サンフレッチェ広島、ジュビロ磐田です。それぞれの戦いぶりをどのようにとらえていますか? 福田 ベガルタの首

    【Jリーグ】福田×名波が語る「仙台、広島、磐田が上位にいる理由」