■来シーズンの販売へ臨床試験 千葉大は、インフルエンザ治療に用いる漢方に含まれ、感染予防の効果があるとされる生薬「桂皮(シナモン)」を使用したマスクの開発に成功し、実用化のめどがついたと発表した。来シーズンの販売開始を目指し、現在は安全性を確認するための臨床試験を実施している。 ◇ マスクは粉末状にしたシナモンの抽出液が入ったパックを、内側のポケットに装着して使用する。 開発は常磐植物化学研究所(佐倉市)、三井化学ファイン(東京都中央区)との産学連携の共同研究で進めている。代表研究者の千葉大大学院医学研究院、並木隆雄准教授(和漢診療学)は「臨床試験の結果を踏まえて改良し、来シーズンから販売したい」としており、2020年には年間100万枚の販売を目指すという。 並木准教授は、インフルエンザウイルスが投与されたマウスを使った動物実験で、シナモンを吸引・服用しなかったマウスの約8割が死亡した一方
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