以前「ルチャの受け身とウルトラマンの受け身は同じ?」で、前まわり受け身を中心に、歴代ウルトラ兄弟のプロレス技を使った戦い方を書いたが、今回はウルトラマンエースをフォーカスし、より深堀りしてプロレスラー的に見るとどうなのか?を改めて検証してみたいと思う。 番組開始時のエースは、動きにぎこちなさが見え、超獣と抱き合ってくんずほぐれつの素人のケンカのような戦い方が多い。見た目に何をやっているかわかりずらく、プロレスラーだったら控室に帰って先輩にこっぴどく叱られるであろう闘い方と言っていい。 前半から中ごろまでエースが多用したのは力道山ばりの空手チョップで、後半でもこの技は、試合組み立てのベースとなる。 同時に両手を相手に叩きつける、モンゴリアンチョップ、あるいはスレッジハンマーともとれる、ダブルチョップが使われている。 相手の攻撃をよける際、当初は頻度が少なかったが、中盤以降一度の戦いの中で側転