ベトナムは四本足の生き物なら割りとなんでも食べる国だ。 牛・豚・鶏は当然として、ヤギ、ワニ、イヌ、ネズミ、ダチョウ…地域性もあるし、ものによっては珍食材扱いだが、日本に比べて圧倒的に身近。中でもマイナー食肉界のメジャー、いや、メジャー食肉界のマイナーとも言っていい存在が、カエル。カエル肉。 一世紀前の日本でも食用ガエルの普及が試みられたらしいが、結果は現状の通り。今はせいぜい、「鶏肉に似てるらしいけど食べる機会がない」代物じゃないだろうか。ベトナム人にとってカエル肉はどのような立ち位置にあるのか?どこにいる人が、どのような調理をして、どれくらい食べているのか。調べてみると、ベトナムでのカエル肉は日本での「だいたいラム肉くらいの立ち位置」ということが分かった。
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