先月末に閉幕した東京国際映画祭、物議を醸したのは、そのキャッチコピーだった。 〈ニッポンは、世界中から尊敬されている映画監督の出身国だった。お忘れなく。〉 書店を占拠する愛国本のキャッチコピーと見間違うほどの内向きなスローガンに、映画人を中心に非難が殺到した。 なお、映画祭のオープニングセレモニーには安倍晋三首相も出席し、嵐の5人に囲まれている。出席後に更新された首相官邸のフェイスブックには、「我が国が誇る質の高い日本映画は、日本の文化、魅力を世界に伝える『クールジャパン』の一翼を担う重要なコンテンツです。(中略)映画を通じて、日本に関心を持ち、日本の文化に触れ、日本のファンになってくれる人々が世界中に増えるよう」と、繰り返し「日本」を使う悪文がアップされ、映画祭を国力アピールに使った。要するに、映画監督や俳優の才気には微塵も興味をお持ちでないご様子。となればあのキャッチコピーも、映画祭を
![AKBを安倍首相と自衛隊に提供…注意!秋元康が愛国ビジネスを展開中 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1ea7f1a779a5f9e01bb79f24f1ead0552b297454/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flite-ra.com%2Fassets_c%2F2014%2F11%2Fakimoto_02_141113-thumb-280x280-1294.jpg)