(CNN) オーストラリアと南極の間の地域に1億1300万年前、七面鳥ほどの大きさの恐竜が生息していた――。そんな発見を記した論文が11日に学術誌PeerJに掲載された。 オーストラリアと南極がかつて陸続きだった時期の状況や、そこに生息していた恐竜について新たな知見を加える内容となっている。 筆頭著者のマシュー・ハーン氏によれば、オーストラリアで恐竜の骨格化石が見つかるのは非常にまれ。今回の発見は、オーストラリア南東部に少なくとも2種類の近縁の恐竜が生息していたことを初めて示すものだ。 恐竜は七面鳥ほどの大きさだったというが、尾も含めると体長は約2.3メートルに達していた可能性がある。葉や松の実、コケに加え、恐らく果物も食べていたようだ。長い脚の骨から明らかなように、地面を駆けることもできたとされる。 ハーン氏はこの恐竜について、既に学名が付いていた恐竜の近縁種だと説明。いずれも体は小さく