毎週、日章旗を持って「朝鮮人を殺せ」というスローガンを叫びながら街頭デモを行う人々。女優キム・テヒが出演する日本のテレビCMをおろさせた彼ら。日本国内の嫌韓デモを主導する極右団体『在日特権を許さない市民の会(在特会)』だ。フリーランサーの安田幸一記者(49)は彼らを密着取材して『ネットと愛国 在特会(ざいとくかい)の「闇」を追いかけて』という本を出した。3日、西江(ソガン)大学社会科学研究所で講演した彼に会った。 --在特会はどんな人々なのか。 「学生・会社員・家庭の主婦ら20~40代の平凡な人々だ。いわゆる桜井誠会長(41)もアルバイトで生計を立てていた若者だった」。 --彼らの主張は何か。 「雇用不安・福祉後退などの責任を韓国人に転嫁し、自分たちを“被害者”だと感じる。在日韓国人が特権を享受したせいで日本人たちが多くのものなどを奪われたということだ。彼らは“階級闘争をする”と主張してい