菅原文太や高倉健が亡くなったことで再上映されることもあるヤクザ映画だが、実は絶滅の危機にあるという。東映ヤクザ映画を愛してやまない杉作J太郎氏と、『あかんやつら』で東映京都撮影所のブッ飛びぶりを描いた映画史・時代劇研究家の春日太一氏が、東映ヤクザ映画の魅力を語り尽くす! <対談>杉作J太郎×春日太一が保護を訴える!東映ヤクザ映画とその愛らしさ【後編】 ⇒【前編】はコチラ 杉作:『大脱獄』もあまり真剣に見ちゃいけない。性欲まみれの室田日出男と郷鍈治が押し入った民家で、ブラジャーとパンティを着けて踊ってすぐ死ぬ時点で合格! 春日:真面目なシーンでいきなり流れているテレビ番組が『日本ペチャパイ選手権』ですからね。 杉作:この映画をみんなが見たら日本も穏やかな国になりますよ!「あんな映画に出ておきながら、文太さんも反戦主義だった」と意外そうに言われてますけど彼の映画は全部反戦ですから! 春日:「上