先日、有楽町に行ったとき、幸福実現党本部前をとおりがかったので、本部前に置いてあった「幸福実現News」やミニパンフレットをもらってきた。バックナンバーすべてというわけではないが、幸福実現党/幸福の科学のアピールする理念を読むには格好の資料といえる。 そこでわたしは目を疑った。「給料の手取りと銀行預金が増えることで、幸福感は増す」と断言されているのである。これが財界の代弁政党であれば何とも思わないが、宗教性を前面に打ち出しているはずの幸福実現党の「幸福の定義」は財産が増えることだった。まさかの拝金主義にわたしは目を疑った。 昨年の都議選・衆院選前後の幸福実現党の動向を、主にその主張の分析によって解析してきたこの「幸福実現党の研究」シリーズは、幸福実現党の一次資料に当たることを旨とし、その政治的・宗教的な思想・信条についての調査研究を行なってきた。その方針を踏襲して、今年の参議院選でも研究を