「納豆文化の起源を探る」 明治大学和泉キャンパスで開かれた、敬愛するノンフィクション作家、高野秀行さんの公開講演「謎のアジア納豆ー納豆文化の起源を探るー」に行って来ました。聞き手はソマリランドと室町時代日本の共通性を見出した「世界の辺境とハードボイルド室町時代」(集英社インターナショナル)の共著者、清水克行明大教授。「参加費無料」「事前予約不要」「学外者来聴歓迎」と三拍子揃った明大の懐の深さに感激しました。こんなに内容の濃い講演が無料で聴けるなんて、明大はいい大学ですね。 講演内容は高野さんの最新刊「謎のアジア納豆 そして帰ってきた日本納豆」(新潮社)を受けての納豆文化論。2002年の西南シルクロードを探検中、ミャンマーのカチン州のジャングルで、納豆卵かけご飯を振る舞われたことから高野さんの納豆への探求は始まります。 納豆の謎を解くための壮大な旅はタイ、ミャンマー、ネパール、中国へ。アジア
日本の伝統的な大豆発酵食品「納豆」のブランドを守ろうと、農林水産省は食品の国際規格を作るコーデックス委員会(事務局・ローマ)に対し、納豆の規格策定を求める方針を固めた。納豆の健康効果が注目される中、中国などで“納豆もどき”が流通しているといい、同省は9月にインドで開催予定の同委員会アジア地域調整部会で規格化を提案する見通し。 全国納豆協同組合連合会によると、納豆は中国や韓国などアジア地域で人気が高い。日本からの輸入品だけでなく、現地で生産されたものも流通しており、中には日本の納豆と似て非なるものが「納豆」として売られていたことがあった。 同連合会の松永進専務理事は、「1年ほど前、豆が赤みがかっているものや粘らないものなど、日本人が考える納豆とは違うものが中国などで『納豆』として販売されているのを業者が確認している。レンズ豆を使った納豆の開発も行われていた。規格がないと、納豆とはいえない
コロナで明暗分かれる 農畜産物販売内食がけん引 20年食品業界売上高 食料品を扱う各業界の2020年売上高が出そろってきた。新型コロナウイルス下でスーパーや宅配を手掛ける生協は家庭内の食事(内食)ニーズをつかみ好調だった。コンビニエンスストアや外食、百貨店は苦戦したが、生鮮品の扱いやテークアウト対応などで活路を探る。農畜産物の販売先は、引き続き内食向けがけん引する。(宗和知克) 各業界・団体が23日までに公表した20年の売上高(外食は11月まで)をみると、スーパー(食品スーパー3団体の販売統計)が、内食需要を捉えて大半の月で売り上げを伸ばした。宅配も、主力の日本生活協同組合連合会(日本生協連)の供給高が2月以降11カ月連続で前年を上回り好調が際立った。 一方、外食(日本フードサービス協会)は4月に底を打つも、前年を下回ったまま推移した。感染再拡大に伴う各地の時短要請で客足が遠のき、書き入れ
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