ユキムシ、つまり「雪虫」は北海道民にとってなじみの深い「秋の風物詩」です。北海道民はこのユキムシの発生で、雪の降る季節を知ります。まもなく初雪が降り、冬が到来することを知るのです。 飛んでいる姿は雪のようにロマンチックですが、一方で邪魔者扱いされているのも事実。北海道民の生活と切っても切り離せない雪虫(ユキムシ)とは何なのか、ご紹介します。 雪虫(ユキムシ)ってなに? さて、このユキムシ、いったいなんだべ?といいますと、はっきりいって「虫」です。おなかのところに白い綿のようなふわふわをつけて飛んでいます。実はこれ、アブラムシの仲間です。タマワタムシ科に属するアブラムシはすべて「ユキムシ」と呼ばれます。 中でも大きい一般的な種類は「トドノネオオワタムシ」と呼ばれます。大きな白いふわふわ(分泌物)をつけた体長約5ミリの虫で、優雅に飛行しているようにも見えます。そんなムシですが、北海道民はワタム