ボーイッシュなショートカットに、明るい笑顔。はきはきとした口調。7月末。タレントの麻美(あさみ)ゆまさん(27)が、東京都内で開かれたイベントに登壇した。 卵巣腫瘍(しゅよう)の中で良性と悪性の中間に分類される「境界悪性腫瘍」を発症し、抗がん剤治療を終えて1年。治療前に背中まであった髪は、副作用ですべて抜けた。ようやく、ここまで伸びてきた。 イベントは、作家の大野更紗(おおのさらさ)さんとの対談だ。テーマは「女性と闘病」。難病の自己免疫疾患を発症した大野さんは「(病気と)診断されると、まず働けない。それがつらくて、つらくて」。 麻美さんも、当時を振り返った。「仕事がなくなって、経済的にも追い詰められました」 働けなかった期間は、無収入。「治すことも仕事」と周囲に励まされ、治療に臨んだ。今、闘病の経験を伝える仕事が舞い込む。これも、私にしかできない仕事。 「私も人の話を聞いてパワーをもらった
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