新年あけましておめでとうございます。 昨年はほんとうに忙しかった。というか、その慢性多忙状態はずっと続いており、 昨日の大晦日も、そして今日つまり元日も、朝から晩まで仕事と雑務に追われている。 ブログを書いている余裕はさらさらなく、読書量も減ってしまった。 でも、せっかくなので(というか仕事に疲れたので)、例年通り、ベストテンをあげてみる。 あくまで私が「2014年に読んだ本」なので、出版年が古いものも混じっている。 あと、言うまでもなく、順位はかなりてきとうだ。 <ノンフィクション> 1.片桐はいり『私のマトカ』(幻冬舎文庫) 片桐さんの文章力には本当に驚かされた。こんなに伸びやかな文章に出会ったのは久しぶりな気がする。『グアテマラの弟』もよかった。 2.田原牧『ジャスミンの残り香』(集英社) アラビア語を駆使して現地の人々の間に分け入っていく田原さんは信用できる。エジプトとシリアの現状