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ブックマーク / aisa.ne.jp (71)

  • 次のクレイジージャーニーはこの人だ!

    世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている人なのか説明できない」という人がいる。残念ながら私もそういう一人と目されているようだ。 ところが最近、自分がTBS「クレイジージャーニー」に出演することになり、過去にどんな人が出演しているのかチェックすると、実にそういう「説明できないユニークな人」が多いことに気づいた。 北極専門の探検家、奇妙な景色やモノを探して世界中を旅している人、誰も入ったことのない洞窟だけを探検しつづける人……。 みなさん、ものすごいこだわりをお持ちだし、行動力や気力は常人離れしているが、どうしてそんなことに情熱を燃やせるのか、端から見ていてもさっぱりわからない。 クレイジージャーニーにはそんな人ばかり登場する。 逆にいえば、そういう人は「クレイジージャーニーの人」とくくることができる。 これは画期的なことだ。今まで分類できなかった人々を集めて、一つの

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    kowyoshi 2016/01/28
    高野秀行氏が推薦する、クレイジージャーニー向けのサッカー選手
  • 続・「クレイジージャーニー」とすしざんまい

    昨日、ブログを書いたあと修正しようとしたけど、私のIT力の限界か、二度とログインできなかった。 ま、よくあることなんですが。 それで付け加えたかったことなのだけど、「クレイジージャーニー」というのは見かけによらず(と言っては失礼だけど)とてもいい番組だということ。 正直言って、私は「またキワモノかイロモノ扱いなんだろうな」と、あまり期待していなかったのだけど、実際仕事を始めて見ると、ディレクター以下、スタッフの方々はみんな、すごく熱心で真摯。 同じ「物語」の作り手として見ても、ひじょうにテンポよく、キュッと締まった構成になっていた。 メインゲストである私の喋りが相変わらずごちゃついて、見ていて苛つかされたがそれは演出側の責任ではないし。 この番組では松人志さんらMCの方々も、変な茶々を入れたりせず、すごくゲストをリスペクトしてくれている。それはスタジオでも伝わってきて、とても心地よかった

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    kowyoshi 2016/01/22
    クレイジージャーニーで「世間に発見されてしまった」高野秀行氏による、出演番組の感想とソマリアのすしざんまい評その後
  • TBS「クレイジージャーニー」とすしざんまい - 辺境・探検・ノンフィクション MBEMBE ムベンベ

    さきほど私が出演したTBS「クレイジージャーニー」が放映された。 当初は「ムベンベ」「アヘン王国」「ソマリランド・ソマリア」「西南シルクロード」を全部やる予定だったが、 あまりに盛りだくさんなため「西南シルクロード」をカットした。で、収録したら、それでも盛りだくさんということで、2回に分け、ソマリ部分は次回にすることになったそうだ。 見ていて、いろいろと感慨深かった。 まず、アヘンの話がテレビで放映されること自体が初めてで新鮮だった。 これまでテレビには何度も出たことがあるが、アヘンの話はタブーだった。 (なぜかラジオはどこでもOKで、何度も話しているが) なのに、今回はアヘンがメインで番組を一作っているのだからすごい。 もう一つは、やっぱり懐かしくなった。今頃、村の人たちはどうしてるんだろう?と思う。 昨年、「ワ州」から突然Facebookを通じてメッセージが送られてきて驚いたことがあ

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    kowyoshi 2016/01/22
    実際にソマリアに何度も取材に行った高野秀行の目から見た、すしざんまい騒動について
  • 3月〜4月の講座とトークイベント

    3月から4月にかけて、私が出演するイベントのご案内です。 3月23日(月)19:30〜 ジュンク堂書店池袋店 木村元彦氏との対談 「オシムはなぜ誰からの信頼されるのか?」 木村元彦さんの新刊『オシム 終わりなき戦い』(NHK出版)の刊行記念イベントです。 現在でも次期日本代表監督選びに強い影響力を発揮していると報道されるオシムさんですが、 深刻な民族紛争のあとにボスニアのサッカーを復興させ、W杯出場といういわば“奇跡”をなしとげました。 私は最近、木村さんとは世田谷の芦花公園でキャッチボールをしたり、ボスニアのサラエボでオシム氏行きつけのレストランで一杯やったりと、何かとお世話になっています。 今回も面白い話ができるんじゃないかと楽しみです。 ———————————————————————————– 3月30日(月)<予定。確定次第お知らせします>14:30〜 ポレポレ東中野 関野吉晴氏と

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    kowyoshi 2015/03/03
    面白そうなものが
  • 黒豆納豆のアボガド・サラダ

    今日届いた納豆セットのうち、たった一つだけ入っていた黒豆納豆「光黒」を使ってさっそく料理。 「二代目福治郎」のHPで「オリーブ油に合う」と書かれていたので、 去年、たまたま冷蔵庫にあったアボガドを使ってみたら、それが大当たりだった。 あの感動をもう一度、ということで再現してみる。 しかし、肝心の黒豆納豆の写真を撮り忘れた。 今の極小粒を見慣れた人には超巨大に見えるだろう、堂々としたサイズ。 糸引きは普通の納豆の三分の一程度に抑えてある。 これがポイント。 日の納豆はたいてい糸引きばかりに執着して、ひじょうに味が単調になっている。 洋やサラダには糸引きは弱い方が絶対にいい。 サラダは簡単。トマトとアボガドを切り、納豆を混ぜてから、 塩、バルサミコ酢、オリーブ油で和える。 ほんとうはバジルを散らすのだが、残念ながら切らしていた。 こんな感じにできあがり。 納豆の臭みが一切なく、完全な洋風サ

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    kowyoshi 2015/02/14
    なるへそ>日本の納豆はたいてい糸引きばかりに執着して、ひじょうに味が単調になっている。洋食やサラダには糸引きは弱い方が絶対にいい。
  • 『恋するソマリア』装丁公開 - 辺境・探検・ノンフィクション MBEMBE ムベンベ

    ついに1月26日刊行の『恋するソマリア』(集英社)がAmazonでもカバーと詳細情報がアップされた。 装丁はハムディが戦場で強面に構えている素晴らしい写真。 前回、『謎の独立国家ソマリランド』で文のデザインを担当してくれた カネコッチこと金子哲郎さんが今回は装丁も文もすべてやってくれた。 この写真も、私が撮ったオリジナルはさして良くないのだが、 (なんせ写真の才能5%だ) カネコッチが上手にトリミングして、こんなに迫力のあるものに仕立て上げてくれた。 外見に関しては言うことないである。 肝心の中身はというと…それは神のみぞ知る。 八王子の人間だから 火曜日に集英社の会議室で角幡唯介と対談したが、 三日後の金曜日、まったく同じところで今度は中島京子 記事を読む 今日から「預言」はやめる 高島俊男先生の『お言葉ですが… 第11巻』を読んでいて、驚いた。 「預言が『神の言葉を預かる』と 記

  • 2014年に読んだ本ベストテン

    新年あけましておめでとうございます。 昨年はほんとうに忙しかった。というか、その慢性多忙状態はずっと続いており、 昨日の大晦日も、そして今日つまり元日も、朝から晩まで仕事と雑務に追われている。 ブログを書いている余裕はさらさらなく、読書量も減ってしまった。 でも、せっかくなので(というか仕事に疲れたので)、例年通り、ベストテンをあげてみる。 あくまで私が「2014年に読んだ」なので、出版年が古いものも混じっている。 あと、言うまでもなく、順位はかなりてきとうだ。 <ノンフィクション> 1.片桐はいり『私のマトカ』(幻冬舎文庫) 片桐さんの文章力には当に驚かされた。こんなに伸びやかな文章に出会ったのは久しぶりな気がする。『グアテマラの弟』もよかった。 2.田原牧『ジャスミンの残り香』(集英社) アラビア語を駆使して現地の人々の間に分け入っていく田原さんは信用できる。エジプトとシリアの現状

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    kowyoshi 2015/01/02
    作家(と書かないと、棋士の方とごっちゃになるねん)高野秀行氏による2014年度のベスト本
  • 究極の野菜はフグ野菜

    今年も年初から忙しくなかなか読書の時間がとれないけれど、 読んだは当たりが多く、充実している。 その一つが、久松達央『キレイゴト抜きの農業論』(新潮新書)。 有機農家が「日の農薬は安全」と断言しているのにまず驚いた。 著者は続けて「安全と安心はちがう」と述べる。 人が茨城県土浦で農業を行っており、原発事故以降に深刻な影響をこうむっており、 放射能汚染についても「土浦の野菜は安全だが消費者は安心ではない」ととてもフェアな見方。 で、人がたどりついた結論は「フグのような野菜をつくりたい」。 フグは毒があり、毎年何人かは命を落とす危険なべ物なのに、そのおいしさにつられて みんなはべてしまう。 つまり、どんなに危なくてもべたくなるような野菜が究極の野菜なのだ――。 安全と安心を論理的に説明しておいて、この飛躍。すばらしい。 書は「~であるべき」という正論が一切出てこないので、私のよ

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    kowyoshi 2014/03/05
    そして結論はフグ野菜>本人が茨城県土浦で農業を行っており、原発事故以降に深刻な影響をこうむっており、放射能汚染についても「土浦の野菜は安全だが消費者は安心ではない」ととてもフェアな見方。
  • 『アヘン王国潜入記』ほか4点が電子書籍化

    今ツイッターを見たら、私のが4冊、電子書籍として紀伊國屋電子書籍ストアで販売開始されたというツイートを発見した。 そうなのだ。 昨年末から準備をしていた集英社文庫のラインナップがついに続々と電子書籍化される。 今回は『アヘン王国潜入記』『ミャンマーの柳生一族』『怪魚ウモッカ格闘記』『辺境中毒』の4点。 文庫ではモノクロだった写真をほぼ全部カラーで収録、さらに文庫ではもちろん単行でも未収録の 写真も相当追加した。追加写真の量はによって異なる。 いちばんたくさん追加したのは『アヘン王国』。 紙の書籍の際はあえて収録を見送られた私がパイプをふかしている写真も入れた。 海外在住の人、旅行に行く人はもちろん、写真をカラーで見たい人、新しい写真を見たい人も ぜひお試しください。 ※今後、他のも続々発売される予定です。 見上げてごらん 前に「イスラム飲酒紀行 イラン篇」はSPA!3月24日発売号

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    kowyoshi 2014/02/21
    そ、そのパイプの中身は……(既読者談)>紙の書籍の際はあえて収録を見送られた私がパイプをふかしている写真も入れた。
  • 第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞しました

    ほとんどの人は梅棹忠夫・山と探検文学賞なる賞を知らないと思う。 かくいう私も、角幡唯介『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』(現在集英社文庫)の帯で見て、「なんだこりゃ?」と首をひねったものだ。 今回自分が受賞してやっとわかったのだが、同賞は山と渓谷社、信濃毎日新聞、そして長野県の書店チェーン「平安堂」の3社が共同で主催している。 第1回が角幡で、第2回は登山家の中村保氏の『最後の辺境 チベットのアルプス』(東京新聞出版局)、 そして第3回目の今回が『謎の独立国家ソマリランド』ということになった。 なんだか毎回角幡の後塵を拝しているようだが、賞については、いくらでも後塵を拝したいと思っている。 なんといっても梅棹忠夫大先生の名前を冠した賞であり、「文学賞」である。 ノンフィクションはともかく、文学賞なんてまず取れないだろうと思っていたから ラッキー!としかいいようがな

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    kowyoshi 2014/02/13
    これは大きい(ソマリランドもソマリアも何かと金が飛ぶと本にあったし)>ちなみに、今回の賞の賞金は50万円。これも嬉しい。3月のソマリランド取材もこれで憂いなしだ
  • 新キャラ・パープル旬子の『捨てる女』登場!

    あと二時間ほどで家を出る。旅の準備はだいたい終わったと思ったら、大事なことがまだだった。 内澤旬子『捨てる女』(の雑誌社)を紹介してなかったじゃないか! これは当に面白いだった。 数日前、寝る前に読み出したら止まらなくなり、一気に読み干してしまった。 その間、を手から離したのは一度お茶を入れに立ち上がったときだけで、トイレにも行かなかった。 早く寝なきゃいけなかったのに。 「巻を置くを能わず」とはまさにこのことだ。 内澤さんはすでに『世界屠畜紀行』や『飼い喰い』で体験ルポの名手として 『身体のいいなり』で今までにないエッセイの書き手として知られているが、 まだ全貌を明らかにしていなかった。 ブログを読んだり、実際に会って話したことがあったりすればわかるのだが、 内澤さんは「おめえ、死ねっつーの!」という毒舌と、「ううう」と悶え嘆く自虐の人でもある。 今までのルポやエッセイが「白ジュ

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    kowyoshi 2013/11/19
    すげえ>彼女は「過去」を捨てているのだ。どさくさに紛れて夫も捨てているし。自分の過去だけじゃなく、豚を飼った千葉県の廃屋に残っていた他人のモノ(過去)まで捨てて~
  • http://aisa.ne.jp/mbembe/archives/3587

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    kowyoshi 2013/10/26
    ヤンチャンで連載していたとき、イラスト担当していた佐渡川準先生があんな形でこの世を去ったからかなあと、勝手に妄想した>シワユメの絶版
  • グラスワイン100円!! 超激安隠れ家アフリカレストラン「GOMASABA(ゴマサバ)」

    以前、知り合った在日アフリカ人の二人が元浅草にレストランをオープンしたというので、 先週、『移民の宴』で一緒に仕事をした編集の河井さんと、河井さんの知り合いのNHKプロデューサーの人を誘って 行ってみた。 地下鉄銀座線から仏壇の店が並ぶ通りを歩き、「こんなところにアフリカ料理店があるのか?」と不安になるような場所に ひっそりと看板が出ているのを発見。 その名も「GOMASABA」。 店をやっているのは、コンゴ人の ンテラ(別名ノノ)とカメルーン人のロビンソンさん。 ンテラは45歳、ロビンソンさんは35歳とンテラの方がずっと年上なのになぜ呼び捨てかというと、 ンテラは日語が話せないため、私とはフランス語か英語かリンガラ語で話し「ンテラ」「タカノ」と呼び合うからだ。 いっぽう、ロビンソンさんはなかなか日語が上手で「タカノさん」「ロビンソンさん」となる。 二人とも、ひじょうに穏やかな性格で、

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    kowyoshi 2013/10/07
    これは安い!そして美味しそう。
  • 9月30日ドキュメント受賞式

    朝6時起床。7キロ、ジョギング。 朝飯でついうっかりビールを飲んでしまう。 パソコンがネットに接続できない状態がつづいており、 スピーチ原稿をプリントアウトできない。 (プリンタとパソコンを無線LANでつないでいるため) どうにもならないのでワタル社長に来てもらう。 苦しんだ末、不具合の原因を突き止めてくれた。 やっとプリントアウトする。 スーツを着こむ。鏡で見るが、スーツを見慣れてないため、似合ってるのかどうかいまだにさっぱりわからない。 ハンカチがないことに気づき、カメラマンの森に買ってきてと頼む。 講談社が用意してくれたハイヤーに乗って出発。 車の中でスピーチを覚えようとする。 が髪をセットしてもらっている恵比寿の美容院ヘアメイクeに立ち寄り、 ついでに私もヒロシさんに軽く髪型を整えてもらう。 「中田ヒデみたいになった」とヒロシさんは言うが、当だろうか。 つづいて銀座ライオンへ。

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    kowyoshi 2013/10/03
    チャンピオンベルトだ!こういう発想はプヲタならではだなあ
  • R-40本屋さん大賞ノンフィクション・エッセイ部門で1位(改訂版)

    ワンテンポもツーテンポも遅れてしまったが、一昨日発売の「週刊文春」誌上で発表された 「R-40屋さん大賞」なる賞がある。 全国の四十歳以上の書店員さんにアンケートを行い、この一年間でいちばん面白かったを選ぶというものらしい。 そのノンフィクション・エッセイ部門で、『謎の独立国家ソマリランド』がなんと1位に選ばれた。 私のが何かのベストテンで1位になったのは初めて。 これまではの雑誌の年間ベストテンでたしか『怪獣記』が6位か7位になったのが最高位だ。 その翌年、同じくの雑誌年間ベストテンで『アジア新聞屋台村』がランクインした。 両方とも杉江さんが強くプッシュしてくれたためだ。当時私たちは面識がなかった。 実は今回、『謎の独立国家ソマリランド』をの雑誌社から出したことをとても後悔していた。 なぜなら、の雑誌社年間ベストテン1位をとれないからだ。さすがに自社1位はありえないだろう

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    kowyoshi 2013/08/09
    謎の独立国家ソマリランドは、それだけの価値がある本です
  • タイ行きのお知らせ

    今日からタイ行きである。 帰国は9月3日。二ヵ月弱も滞在することになる。 何しに行くのか。それを話すと長くなるが、一言で言えば「生活における海外含有率を高めるため」である。 前からずっと自分は日にいる時間が長すぎると思っていた。 私は年に2,3ヶ月は海外で過ごしているが、逆に言えば9,10ヶ月は日にいるわけで、 ほとんど日に張り付いているようなものだ 理想をいえば、海外含有率を50%くらいにしたい。 つまり一年のうち、日に半年、海外に半年くらいにしたいわけだ。 日にいなければいけない理由はいくつかある。 外国に長い時間滞在すれば日との二重生活で当然費用は余計にかかる。 それから仕事。私はどこかへ行って何かしている人だと思われている節があるが、 当は「書く人」だ。 それには大量の資料が必要で、全部をもって動くのはなかなか難しい。 でも最大のネックは家族を置き去りにして長く海外

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    kowyoshi 2013/07/25
    前からやりたいと言ってたシャン州の納豆文化り切り込むか。向こうは色々な納豆がありそう>ヨーグルトでいえばプレーンしかない。アイスクリームでいえばバニラしかない。それが日本の納豆状況
  • 週末イラクで壮大に脱力?

    月曜日、朝日新聞出版のPR誌「一冊の」に掲載用に下川裕治氏と対談した。 下川さんとは初対面。旅行作家として私の大先輩だが、偉ぶるところが全くなく、飾らない人柄はまるでご人が『週末バンコクでちょっと脱力』(朝日新聞出版)などに書かれているとおり。 こんなに書くものと人にズレがない人も珍しい。 私と下川さんはやっていることの方向性は全然ちがうのに、周囲の状況に流されやすい性格や人付き合いに疲れやすい体質、あるいはいつまでたっても旅慣れないところなど、特に世間的にマイナスとされている部分がひじょうによく似ていて驚いた。 対談後は飲みに行く。 下川さんは「イラクのビザが取れるようになったらしい。一緒に行かない?」と私を誘ってくれたが、下川さん曰く「北アフリカからイラクを通って、ヨーロッパをポルトガルまで行って地中海を一周したい」 え、地中海を陸路で一周? どうして、イラクに行けるというだけで

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    kowyoshi 2013/07/07
    イラク、ビザが取れるんだ…
  • ノルウェー弾丸ツアー

    日曜日に出て土曜日にに戻るという、私にとっては「弾丸ツアー」でノルウェーに行ってきた。 目的は以前、モガディショで世話になったハムディに会いに行くこと。 彼女に頼まれて日に呼ぶ算段をしていたら、突然ノルウェーに行ってしまった。 一体なにが起きたのか訊いてみたかったこと、それにソマリ語会話を半年間やらないと、激しい「飢え」に襲われること、 さらに福祉国家と言われる北欧でのソマリ・コミュを見てみたかったことが理由だ。 これまで準戦地とでも言うべきソマリアでしか会ったことがない彼女を北欧の国で見るのは変な気がしたが、モガディショと全く同じようにファッショナブルだったし 言葉も全くわからないのに、相変わらず、堂々と立ち振る舞っていた。 「ここは平和だけど、それだけ。あとはみんなモガディショのほうがいい」とのこと。 ノルウェーに移住した動機はなかなか興味深く、「ふーん…」とまた新たなソマリの一面を

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    kowyoshi 2013/07/07
    ノルウェーには約3万人もソマリ人が住んでいて、その多くはオスロにいるという。
  • 学校や仕事に行くのが辛いとき、この映像を見よう

    アブディンの『わが盲想』、やっと重版がかかった。 「すぐにドカーンと売れる」という私の皮算用からはまだほど遠いが、一応最初の関門は突破だ。 それを祝ってではないだろうが、ポプラ社でアブディンのプロモーション・ビデオを作ってくれた。 『わが盲想』がイマイチ一般読者に届いていないのは、『わが盲想』が一体何のなのか一口で説明できないからだ。 別に頑張ってる障害者の話ではないし、かわいそうなアフリカ人の話では全然なく、 努力すればこんなこともできるんだという類のサクセス・ストーリーでもなく(なんせ人は怠け者)、 日人が大好きな日批判のでもない。 読めばその面白さはわかるのだが、読まないとなかなかそれが伝わらない。 まるで、かつて高野に言われていたことと同じだ。 というわけで、ビデオは人が見られるので大いに力を発揮するにちがいない。 あらためてこれを見たら、「アブって、すげー面白い奴だ

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    kowyoshi 2013/06/07
    ただの面白ガイジン本とも少し違うし。やっぱ、なんJのカープクラスタに広めるしか…>読めばその面白さはわかるのだが、読まないとなかなかそれが伝わらない
  • 日本の中世人と現代ソマリ人の共通点と相違点

    『謎の独立国家ソマリランド』の感想を述べたツイートに、清水克行『喧嘩両成敗の誕生』(講談社選書メチエ)にそっくりだという趣旨のものを見ていたく興味をそそられた。 もとよりソマリ世界は日の室町から戦国時代によく似ているとかねがね思っていただけに 興味津々で読んでみた。 著者は、『龍馬史』の磯田道史氏と同じように、頭が切れ柔軟な思考をもち文章も達者な若手研究者だ。 で、結論から言えば、中世人とソマリ人は確かによく似ている。例えば、著者は最後で書の論旨をこうまとめている。「当時」とは中世のことだ。 「当時の人々は、身分を問わず強烈な自尊心をもっており(名誉意識、第一章)、 損害を受けたさいには復讐に訴えるのを正当と考え(復讐の正当性、第二章)、 しかも自分の属する集団のうけた被害をみずからの痛みとして共有する意識(集団主義、第三章)をもちあわせていた。 それらは、いずれも現代に生きる私たちの

    kowyoshi
    kowyoshi 2013/05/28
    そうか、室町時代の頃から、日本人は嫌儲なんだ…