2冊の雑誌が送られてきた。4月26日発売予定の『WiLL』6月号と、飛鳥新社から花田編集長が創刊した『月刊Hanada』だ。『月刊Hanada』という誌名はなかなかすごいが、本人の手紙が入っており、こう書いてあった。「タイトルはちょっと図々しくて照れますが、なかなかいい出来です(自画自賛体質は変わりませんね)」 発売前だから内容の詳細は書かないが、既に明らかになっていた通り、『WiLL』の連載はそのまま『月刊Hanada』へ移行。しかし、では『WiLL』の方はどうかというと表紙に櫻井よしこさんの写真があり、執筆陣もここれまで通りの右派論客だ。まあこれまでの『WiLL』のような雑誌が2冊になったというわけだ。しかも発売日も同じで市場を食い合うことになる。今度の号は話題になるから両方とも売れるだろうが、問題は今後、この市場が果たして2冊分あるくらい大きいものなのかということだろう。書き手もかぶ