宇都宮市板戸町の鬼怒川河川敷で1千万年前のクジラの化石の一部が見つかり、県立博物館が30日、発掘調査を始めた。約1・5メートルの下あごがほぼ完全な形で残っているほか、頭の骨、肋骨の一部も見つかった。下あごの大きさから推定される全身の大きさは8メートルで、ヒゲクジラの仲間と見られる。 同館学芸部自然課の柏村勇二特別研究員は「左右に分かれている下あごの骨が、そろって見つかるのは極めてまれ。左右の骨があごの先端でくっついている部分も残っており、学術的にも貴重な発見」と話している。調査は31日に終了予定。 今回の発掘現場の1・5キロ上流では昨年2月、ほぼ全身がそろった1千万年前のクジラの化石が出土。3月には複数のイルカの化石が見つかるなど、大型海生哺乳類の化石の発掘が相次いでいる。 以来、化石愛好者から同館に多数の情報が寄せられるようになったという。柏村特別研究員は「1千万年前のこの場所は、特異な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く