/ / / / / 《1976年「さよならジュピター」前史》 「さよならジュピター」は、1976年に小松左京オリジナルのSF立体アニメーションとして東京ムービー新社が企画していたもので、メカデザインはスタジオぬえ、男性キャラクターはモンキー・パンチ先生、そして女性キャラを萩尾望都先生にお願いする予定でした。 この時の経緯は、小松左京の短編集「三本腕の男」(角川文庫)の解説において、モンキー・パンチ先生が詳しく紹介しています。 アニメ版の「さよならジュピター」は実現せず、立体アニメ企画は日本テレビの開局二十五周年番組「家なき子」として、一九七七年十月から放送されることになりました。 *『三本腕の男』解説について 1980年に発行された角川文庫版『三本腕の男』では、モンキー・パンチ先生に解説をしていただいていますが、その中で、「さよならジュピター」の原型となった、立体アニメに関してのエピソード