「改正都条例」成立から1年で調べてみた――ページ数では約3割の大幅減! BLマンガの「性的表現」に大きな変化が出ていた 昨年12月に東京都議会で青少年健全育成条例が可決成立してから、早くも1年が経ちました。 ご存じのとおり、この「改正都条例」についてはマンガ界を中心に多くの反対の声がありました。 それは、この条例がマンガやアニメに関して新たな「表現規制」を課す内容だったからです。 条例では、(1)強姦など刑罰法規に触れる性交もしくは性交類似行為、(2)近親相姦の2つを「不当に賛美し又は誇張するように」描いていることが、「不健全図書」(いわゆる有害図書)指定の基準に新たに加えられました。 マンガ雑誌やコミックスが「不健全図書」に指定されると、書店は本にヒモを掛けたりしたうえで「区分陳列」して販売しないといけません。 いわゆる「十八禁」扱いです。 こうなると、出版社やマンガ家からすれば本の売れ