5月14日発行の朝日新聞土曜版青のBeのフロントランナーにて、角川グループホールディングス会長の角川歴彦さんのお話が掲載され、D&Dのエピソードが紹介されています。 80年代に米ロサンゼルスを訪ねた際、案内役の商社マンが「断絶していた親子の会話が『ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ(D&D)』のおかげでよみがえった」と話すのに感銘を受けた。D&Dはロールプレーイングゲーム(RPG)の元祖で、「ドラゴンクエスト」などの源流だ。ドラクエでコンピューターが務めるゲームマスターをD&Dでは人間が受け持つ。複雑な台本とゲームのプラットフォーム(仕組み)の上に、プレーヤーやゲームマスターの豊かなコミュニケーションが生まれ、プレーごとに異なる物語が紡がれる。 「いまソーシャルと呼ばれる現象を理解する原点がD&Dでした。原作をプラットフォームにしてコミュニケーションが生まれ、さまざまな人が多彩な二次創作を紡