人生は一瞬で変わる。レスラーの人生は、1つの技で変わることもある。 2017年3月20日の竹下幸之介がそうだった。 この日、DDTプロレスは旗揚げ20周年記念大会をさいたまスーパーアリーナで開催、そのメインイベントが、HARASHIMAvs.竹下のKO-D無差別級タイトルマッチだった。 観衆は主催者発表で1万702人、超満員。他の団体と一線を画す“文化系プロレス”の20年、その集大成がこれだけのファンを呼び寄せた。 団体OBが大挙して登場する時間差入場バトルロイヤルあり、パワーポイントを駆使したプレゼン込みの一戦あり。ゲーム『信長の野望』とコラボした戦国武将マッチでは“大社長”高木三四郎や武藤敬司、飯伏幸太たちが武将に扮して闘った。 セミファイナルの葛西純vs.佐々木大輔は凶器使用OKのハードコアマッチ。イス、テーブル、ハシゴなどのアイテムをホームセンター「セキチュー」が提供している。こう