JR山手線の巣鴨駅(豊島区)の可動式ホーム柵(可動柵)が29日、始動したのを受け、東京視覚障害者協会(東視協・稲垣実会長)は同日、同駅と大崎駅(品川区)の駅ホームを点検しました。 「可動柵があるのとないのでは雲泥の差。壁がないと、いつ足がホームの端に出てしまうかわからず、常に恐怖感がある」。巣鴨駅ホームを歩きながら、男性(70)は可動柵の設置を喜びました。 可動柵に沿って敷設してある点字ブロック。ドアの前は、点状ブロック(警告ブロック)が使われ、壁に沿って線状ブロック(誘導ブロック)が1列に敷かれています。男性(69)は「この点字ブロックの敷き方だと歩きやすく、可動柵があるので安心です」。 点字表示などの問題点も浮かび上がりました。可動柵ドアの左脇にある点字表示は号車番号とドア番号だけ。田崎さんは「地下鉄の可動柵にはホーム番号や行き先まで点字表示してある。人にぶつかるなどして方向がわからな