新型コロナウイルスに感染し、国内の医療機関に入院した患者2600人余りのデータを解析した結果が初めて公表され、入院時に軽症や中等症だった人のうち、およそ2%の人が重症化していた一方、入院患者のうち、亡くなったのは7.5%と、20%を超えているイギリスやアメリカのデータより大幅に少ないことがわかりました。 それによりますと、入院時には患者全体の68.1%にあたる1796人は軽症や中等症で、呼吸状態が悪く重症だったのは、31.9%にあたる840人でした。 入院時に重症だった人のうち、22.9%にあたる192人は人工呼吸器やECMOと呼ばれる人工心肺装置が必要になったほか、軽症や中等症だった人でも、1.7%にあたる31人は重症化して、こうした装置が必要になっていました。 また、人工呼吸器やECMOが必要になった患者のうち、67.7%は60代以上だったほか、持病の別で見ると、糖尿病の人が36.8%