■ 買収額1億5000万ドル、現CEOが引き続き経営 米国のメディアコングロマリットの一角であるソニー・ピクチャーズが、現地の日本アニメ配給企業の大手ファニメーション(Funimation Productions, Ltd.)を傘下に収める。 2017年7月31日、ソニー・ピクチャーズはテレビ部門のグループ会社ソニー・ピクチャーズ テレビジョン(SPTN)がファニメーションの株式を1億4300万ドルで取得すると発表した。これはファニメーションの持分の95%にあたる。買収後も現CEOのゲン・フクナガ氏は少数株主にとどまり、引き続きCEOとしてファニメーションの経営に携わる。 ファニメーションは1994年に、フクナガ氏らが設立した米国の日本アニメ配給会社である。『ドラゴンボール Z』や『進撃の巨人』、『君の名は。』などの人気作品を多数扱ってきた老舗だ。長年、米国の日本アニメビジネスのトップ企業