単結晶シリコンの太陽電池は、太陽光発電に使われている歴史がもっとも長い電池です。この電池に使われている単結晶のシリコンは、シリコンの原始がきれいに立体的に並んでいる構造をしているため、シリコンの発電能力を最大限に発揮しやすくなっています。このため、単結晶シリコン電池は、太陽光発電に使われている電池の中でもっとも発電効率の良いものであるといわれています。単結晶シリコンの太陽電池は単結晶シリコンのウエハースから作られます。1500度程度の高温で溶かした単結晶のシリコンの塊を0.2ミリ程度に薄くスライスすることによって出来上がります。従来の単結晶シリコンの太陽電池は、半導体に使われるのと同じくらいにとても純度が高いものを使っていましたが、ソーラーパネルには半導体並みの高価な単結晶シリコンは必要ないため、現在ではソーラーパネル専用に作られたより安価な単結晶シリコンを使った太陽電池が登場してきていま