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ブックマーク / nov1975.hatenablog.com (10)

  • 2015年問題と3年後のIT業界について - novtan別館

    問題の丸みたいなところにいるとひしひしと感じるいろんなこと。 とにかく人が足りない。いや、ぶっちゃけ人は足りてる。人材が足りない。半分はいない方がマシ。いなくてもアレやらコレやらがあればできるし品質は上がる。偉い人にはそれはわからない。なぜなら100点を目指しているから。95点を取ることは割と簡単なんだけど、100点を目指すと95点の10倍の労力が掛かった上に85点くらいにとどまってしまうリスクが物凄い高い。残り15点をどうするって?ひたすらやるだけさ。 人手不足というのは幻想なので、エンジニア不足の現状においてもクズエンジニアは雇わない。新人でもいいからかき集めろみたいな記事が出たことがあったけど、新人の方がまだクズでない可能性が高いというくらいは人材は不足している。クソみたいなエンジニアのおもりをしなければならないせいで。 問題は、システムの開発ヒエラルキー(これは単に契約関係でしか

    2015年問題と3年後のIT業界について - novtan別館
  • 多重下請け構造より悪いのは「過度なリスク管理」 - novtan別館

    多重下請け構造が社会悪になる、というのは場合によってはそうでしょうけどね。 そもそも「事務システムのIT化」ってのは効率化であり、効率化とはともすればマージンを削ることで成り立っているわけですから、その部分におけるIT化ってのは質的にはリスクの移転(人的ミスやコストからシステムリスクへの)に過ぎないんですけど、もちろん十分な費用対効果があることによって成り立っているわけです。 んで、最近やっているような事務系のシステム投資でどんどん効率化を目指していくってのは業績不振だからリストラしているのと似たような負の効果が発生していることに長い間みんな気づいていなかったんだけど、ようやく問題が出始めた、というのが現状なんだと思うんだよね。 多重下請け構造が昔より問題になっているのはそういう綻びの一端なんだよね。 その結果、同じような作業をしても、どの階層にいるかで給与レンジは大きく異なり、業務内容

    多重下請け構造より悪いのは「過度なリスク管理」 - novtan別館
  • ベネッセの問題は産業構造の問題ではない - novtan別館

    主語が大きいぜ! 確かにベネッセにも問題はあった。しかし、この事件は「お金に困ったときに持ち出せるような場所に個人情報が転がっていれば、簡単に持ちだしてしまうことができ、根っからのワルではない普通の人が犯罪者になることも大いに有り得る」と示した!その点では大きな転換点だ。 http://tm2501.hatenablog.com/entry/2014/07/18/175009 いやね、そんなこと言ったら「裕福なバックグラウンドがない人間は低レベル労働だけすべき」って言う社会ができるだけですよ。どこまで身体検査するのって話。 今回のはもっと単純な話でしかない。個人情報の重要性の認識にギャップがあっただけ。なにしろ犯人が逮捕されるような案件です。コンビニのバイトがレジから金盗むのは産業構造の問題って言っているようなもの。どうせ主語をおっきくするんなら社会の貧しさとか言っちゃった方がまだ質的だ

    ベネッセの問題は産業構造の問題ではない - novtan別館
  • 巨大システムのコストのかかり方の異常性について - novtan別館

    あああああああもうやだこんな仕事やだ… 単純な話、20くらいの部署の人間が2時間の打ち合わせに出たら40人/時間ってことは大体5人日、1人月100万として25万コストが掛かるわけですよ。誰かが決めてあとよろしくってやればいいだけの話を影響調査とか見積もりとかやっていると平気で50人月すなわち5000万円とかがすっ飛んでいく世界なんですよ。で、なんだかディスクが足りないから減らすように検討しろとか言って1億円くらい検討の工数で吹っ飛んでいくんだけどそれならディスク買ったほうが安いわけですよ。コスト削減って言って削減されているように見えるコストってこの先の工数の先いなんですよ。死ぬ。 CPUパワーが足りないから方式変えようなんて検討するのは元のがよっぽどタコいならともかく大抵の場合CPU買ったほうが安いんですよ。そりゃね、ある程度こじんまりしていて影響度合いが最初から図れるようなシステムだっ

    巨大システムのコストのかかり方の異常性について - novtan別館
  • 4月からSIerで社会に飛び込むあなたに - novtan別館

    新人社員のみなさま、まずは無事社会人になられたことをお祝い申し上げます。そして、このタイミングで、ともすれば斜陽産業とも言われるSIerに入るということで期待と不安がないまぜになっているのではないかと思います。 SIerというのはエンジニアの自覚を持たずしても生き抜くことが出来てしまう可能性の高い職種です。しかし、10年前ならいざしらず、今この激動の時代において、エンジニアにならずして生き抜くことが可能かどうかはもはや疑問です。 そこで、みなさんにはSIerにいながらにしてエンジニアとして成長するためにいくつかの心構えを与えましょう。 技術力はまず目の前のパソコンから PCを使い慣れた人にとってはSIerに入って気づくことが一つあります。先輩たちは驚くほどPCのことを知りません。PCに詳しくても業務システムを作れないからです。でも、それって当にいいんでしょうか。目の前のPCがどう動くかも

    4月からSIerで社会に飛び込むあなたに - novtan別館
  • システム屋としてのいろはをIBMに教えてもらった僕が今のIBMに思うこと - novtan別館

    思えば、新人の頃の僕はIBMのプロジェクトと共にあった。当時、色んな意味でいい加減だった自社(今はそうでもない)ではなく、現場のIBMが僕を育ててくれた。プロジェクト管理の仕方、見積の仕方、顧客との交渉の仕方、そしてもちろん、技術を。 純粋に技術という点ではむしろ自社の先輩や自分自身の勉強がほとんどの部分もあったと思う。でも、サーバーとの付き合い方を色んな意味で学ばせてくれたのはやはりサーバーからアプリまで全部自分たちでやるというプロジェクトであったからだろう。 日IBMの最近の営業施策を見るにつけ、日ならではのハイコンテクストな関係を軽視しているように感じます。何十年と続いてきた手帳やテーブル・カレンダーの廃止、ユーザー組織やパートナー組織を支援する人員や予算の削減などは、確かに売上に直結するものではありません。しかし、こういう濃密な人のつながりやブランド価値を浸透させるための取り組

    システム屋としてのいろはをIBMに教えてもらった僕が今のIBMに思うこと - novtan別館
  • プロのシステムエンジニアになるために必要なたった一つの大事なこと - novtan別館

    システムエンジニアを名乗るからにはプロではないなんてことはありえないというのが個人的な思いではありますが、実際にITの現場に出るとシステムエンジニアってバカでも出来る仕事だったっけ、と疑問を感じざるを得ないことが多々あるというのが現状です。 原因は色いろあると思うのですが、システムエンジニアとはどういう仕事なのかというのが明確で無い事が一番の原因ではないかと思います。 というか、一口にシステムエンジニアと言っても、エンジニアっぽい仕事はその一部でしかなく、多岐にわたる仕事をしなければならないというのがほとんどなんじゃないかと思います。 じゃあどうすればシステムエンジニアとしての仕事ができるのか。 それは、「目的を見失わない」ことでしょう。もちろん、システムエンジニアの目的は「顧客にとってよりよいシステムを作り、運用する」ことです。あえて運用するって入れたのも重要です。 顧客にとってよりよい

    プロのシステムエンジニアになるために必要なたった一つの大事なこと - novtan別館
  • なぜ高い金をかけて作ったシステムで今までExcelで簡単に出来ていたことが出来なくなるのか - novtan別館

    うん、気持はよく分かるよ。 例えばフィルターとか超使ってるし、タブをドンドン増やしてハイパーリンクでつないで元データから引っ張ってきて計算して表組みを作成するとかいつもやってるような作業が新システムだと厳しい(=できないor莫大な時間と金がかかる)らしい・・。帳票は固定になりますね、帳票増やすと増やした分だけ金かかります、みたいな感じ。 エクセルでできることができない何百万のシステム・・ うんうん。なんでそんな不自由になるんだろうね。 シンプルに考えましょう。きちんとシステム化されていないものをシステム化するというのは言いかえると「業務プロセスを必要最小限に絞る」ことだと思って下さい。 何のために作るのか 理由はいくつかあります。ざっと上げてみると 属人化した業務プロセスを標準化する(しかし、ある人にとってはいつもどおりだがある人にとっては今までやってたことが全然できないシステムになること

    なぜ高い金をかけて作ったシステムで今までExcelで簡単に出来ていたことが出来なくなるのか - novtan別館
  • システム屋に不当にボッタクられたくない人のための要求講座 - novtan別館

    増田の記事を見て書こう書こうと思いつつ週末は忙しくて書けなかったのでドックイヤーどころかバンブーデイと言われる(今作った造語だが)ソーシャルメディア界隈ではもうネタにならないんじゃと思いつつ引っかかった場所を中心に書いてみようと思います。 元増田はここ→システム屋に不当にボッタクられないための発注者心構え 何もIT知識のない素人企業を、スキあらば適当な見積もりでボッタクろうとするシステム屋ばかりでここはひどいインターネッツですよ。 世知辛い世の中です。 こういう「知らない人」を宥める挨拶を持ってくるとは、この元増田、素人ではないっ…とはいえ、ちょっとこのあとに書かれていることは要求のレベルが高すぎるんじゃないかと思います。僕達SIerというのは、「何やればいいかよくわかんないんだけどシステムで会社を良くしたい」って思っている人をお助けすることも大事な仕事です。もっとも、そこまでのレベルの会

    システム屋に不当にボッタクられたくない人のための要求講座 - novtan別館
  • 中小SIerで技術的に満足する仕事ができないという誤り - novtan別館

    まあまずは中小の定義から。 株式会社日政策金融公庫法等の中小企業関連立法においては、政令によりゴム製品製造業(一部を除く)は、資金3億円以下または従業員900人以下、旅館業は、資金5千万円以下または従業員200人以下、ソフトウエア業・情報処理サービス業は、資金3億円以下または従業員300人以下を中小企業としています。 中小企業庁:「中小企業・小規模企業者の定義」 わりと大企業のハードルは低いんだけどね。 以上がSIerと呼ばれる業界の概要です。タイトルにもありますとおり、私は中小のSIerに所属しています。中小のSIerの中でも最も下の層に位置する企業です。そのような企業ですと、基的に派遣という形態でプログラムを作成するプロジェクトに関わることになります。 http://goranni55.blog.eonet.jp/default/2013/07/sier-b8c5.html

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