浮気なら罪にならないってか!? 女性職員へのセクハラが原因で、和歌山県立医科大学から懲戒解雇された医学部の元教授の男性(50)が10日、同大と板倉徹理事長に対して、処分の取り消しと慰謝料計1650万円を求めて和歌山地裁に提訴した。 先月の会見で、同大は「昨年6月から約9か月の間、元教授が女性職員に対して教授の立場を利用し、わいせつな行為を行い、みだらな行為を強要するなどした」と明かしていた。2月28日に女性職員が同大に訴えて発覚。同大は両者、関係者への聴取を経て、3月26日付で処分を決定した。 元教授は、行為の事実をおおむね認めたため一件落着かと思いきや、提訴の形で反撃に出た。訴状では「女性との関係は浮気であり、プライベートなことでセクハラではない。同医大のずさんな調査で認定された誤った事実に基づいて職を失っており、精神的苦痛は大きい」と訴えている。 セクハラを否定するために自らの浮気を認