本日、12月10日は、ソニーが満を持して国内の電子書籍市場に投入する「Sony Reader」の発売日。それに合わせ、専用の電子書籍ストア「Reader Store」も立ち上がった。 Reader StoreがオープンしたのはSony Reader発売前日の12月9日。記者が12月9日夕方に都内の量販店に足を運んだところ、すでにSony Readerは店頭に並んでおり、購入することができた。こうした方法でいち早くReaderを手に入れたユーザーに配慮し、ストアのオープンを早めたのだと思われる。 Reader Storeの利用には、MySonyIDが必須だ。MySonyIDの取得はMy Sony Clubの会員登録(無料)が必要となる。 そのほか、Reader本体の機器認証も行わなければならない。ReaderをReader Storeに機器認証したり、購入した電子書籍のダウンロードを行う際に
米国のダメなものを紹介しまくった、ポール・ファッセルの『BAD Or, the Dumbing of America』という本があるのだが、真っ先に出てくるのは「米国の本はなぜあんなにもバカでかくて重いのか?」だった。確かに、米国には漬け物石のような本があったりするが、それは本に対する文化の違いなのか、万引き対策なのか、いろいろ考えてもわからない。 電子書籍を取り巻く動きが、とても速くなっている。2週間前の出来事でも、もはや旧聞の感があるのだが、11月12日から開催された「電子書籍・コミック サミット in 秋葉原 2010」に参加させてもらった。詳しい内容は公式サイトをご覧になっていただくのがよいとして、アスキー総合研究所ではこのイベントのための事前アンケート調査を実施し、その結果をカンファレンスや会場内のパネルで紹介した。 同調査は、アスキー総研で提供しているネット行動とコンテンツ消費
9月も半ばにして1発目のイベントレポートですよー、ということで、Hitachiアカデミックシステム研究会「電子書籍の現在 そして未来」に参加してきました! HAS研サイト Hitachiアカデミックシステム研究会 HAS研については今回のイベントで初めて知ったのですが、当ブログの読者の方にはお馴染みであろう、千葉大の土屋俊先生と、東京電機大の植村八潮さんが電子書籍についてご講演される・・・ということで、「これは行かねば!」と思った次第です。 それぞれ方向性は全く違いながらも、非常に刺激的なお話をされる方なのでどんなお話があるかと楽しみにしていたのですが、予想通りとても面白かったです! さて以下、いつものようにイベントメモです。 例のごとく、min2-flyが聞きとれた/理解できた/書きとれた範囲での内容ですので、その点ご理解のうえご覧いただければ幸いです。 特に今回、大変長丁場のイベントだ
Date: 2010-04-01 Status: The first working draft Editor: MURATA Makoto (FAMILY Given) Authors: Hiroshi Takase and Masayuki Inoguchi 1. Introduction This document summarizes minimal requirements on future versions of EPUB for Japanese text layout. Such requirements include vertical writing and ruby among others. The focus is on electronic books. Publications such as magazines and pamphlets are kept
9月8日、東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で専門出版社向けに説明会を行い、発表した。 丸善の学術情報プラットフォーム「ナレッジワーカー」内で新たに電子書籍を取り扱うほか、プリントオンデマンドを行う。顧客対象は研究者、教員、大学図書館、学生など。形式はPDFをベースとするが、XMLフォーマットにも対応していく予定。販売価格設定は「出版社と相談のうえ」としているが、版元へのライセンスフィーは希望小売価格の65%(スキャニングなどを委託する場合は40%)となる。 また10月中をめどに、大学図書館、公共図書館向けに電子図書館プラットフォームを立ち上げ、出版社の電子書籍を図書館へ販売する。コンテンツを購入した図書館が、図書館利用者にそれらを貸与する仕組みで、購入した冊数ごとにアクセス権が与えられる。これも価格は出版社と協議した上で決定するという。 丸善の小城武彦社長は「デジタルは紙のリプレイスではな
出版社に行ってきた! 僕のおばあさんの本を電子書籍にして出版するにあたり、 いくつかの出版社と話し合いの席を設けていただきました。 参考(前記事):僕のおばあさんの本を電子書籍化します 今回、話し合いをしている出版社は以下の6社です。(一部まだ途中&これから) 主婦の友社 東京新聞出版局 PHP研究所 文化出版局 文芸春秋社 SCC出版 そこで話を聞き、考えたことについて書きます。 過渡期!様子見しながら考え中!ガンガン行きたいけど、、、 過渡期で各社業界動向を見守っているところがほとんど。 ただ、積極的に色んな動きをしている会社もありました。 インターネットで見られる意見として(僕もその口でした!)、 出版社は電子書籍化の動きに抵抗して、何かの利権を守ろうとしているのでは、という見方もありますが、あまりそういう感触を受けることはありませんでした。 出版社としては、きちんとした利益が出るの
6月28日、総務省、文部科学省、経済産業省による「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」(以下、三省デジ懇)が、いくつかの論点や課題を指摘した報告書を公表した(注1)。 筆者は、「技術に関するワーキングチーム」の構成員として報告書案の作成に参加した。そこで三省デジ懇の役割や、今後の課題について整理してみることにしよう。 もともと、三省デジ懇の設立背景には、巨大IT企業により電子書籍市場の流通寡占が進むことへの懸念があった。米国では、アマゾン、アップル、グーグルなどが、電子書籍端末の投入や販売サイトの開業を相次いで手がけている。世界市場で鍛え上げたサービスとシステムを持って日本に上陸してくれば、日本語電子書籍の流通プラットフォームが米国企業主導となることは明らかである。 そこで、日本独自の電子書籍流通モデルの構築と既存の出版産業の共存方法を検討しようとい
凸版印刷、電子出版時代における出版業界全体に向けた総合戦略 「出版イノベーション2010」を策定 〜コンテンツマネージメントとマルチユースを核とした出版新ビジネスモデルの創出〜 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、電子出版時代における、出版業界全体に向けた総合戦略「出版イノベーション2010」を策定しました。 電子出版事業のサポート機能の強化を目的として、総合フロント組織「デジタルコンテンツソリューションセンター(仮称)」を2010年7月1日に設立するとともに、製造面で電子出版と既存の印刷物を並行して制作できるマルチ制作ライン「コンテンツファクトリー」を拡充し、コンテンツマネージメント機能を実現します。さらに、リアル、デジタル、オンデマンドなど、読者のニーズに合わせて、様々な形態でコンテンツの確実な配信を行う「オープン配信プラットフォーム
Mac、iPhone、iPod、歌声合成、DTM、楽器、各種ガジェット、メディアなどの情報・雑感などなど 講談社に続いて文藝春秋社も独自ブランドで参入。大手出版社が次々とiPhone/iPadでの電子書籍出版に本気で取り組んでいることが明らかになっています。内訳は明らかではありませんが、講談社の京極夏彦「死ねばいいのに」は1万部を超えたとか、紙の書籍へのポジティブな宣伝効果があったとか、この分野にとってははっきりとした追い風になっています。 前回はサービス面から国内の電子書籍サービスを見てきましたが、次にビュワーについて考えてみました。 iBookstore、Kindleにある機能から主要なものをピックアップ: ・本棚(ビュワーから読める書籍一覧) ・ブックストアへの誘導 ・フォント種類選択 ・フォントサイズ選択 ・背景色選択 ・明度選択 ・しおり(ブックマーク) ・ノート(メモ) ・ハイ
何をもって「成功」というのか 前エントリは、いつになくたくさん読まれたようで、それはどうやらアルファルファモザイクに紹介されたからのようだ。こんなことならエイプリルフールのネタをこっちにすればよかった。 閑話休題。 コメントその他で、反論をいただいたが、そのいくつかは、そもそも「成功とは何か」「進歩とは何か」といった言葉の定義にあると思う。たとえば、音楽配信ビジネスについて、「日本の携帯は囲い込みビジネスに過ぎず、日本の中で閉じている。これが成功(進歩)と言えるのか」という類のものだ。前エントリでは省略してしまったが、そもそも「成功」「進歩」とは何かということを定義しなければならない。そして、出版社やレコード会社といった企業にとっては、売上が高められることこそが「成功」の定義ということになるだろう。 企業は営業的に成功する可能性があると思えば、そのビジネスに目を向けるだろうし、営業的に成功
信じることは宗教、疑うことは科学 「都市伝説」というとカッコよく聞こえるが(←そんなわけがない)、要するにデマであり、嘘である。そもそも、「デマ」とは「でまかせ」の略だが、かつて「嘘こけ!」という言い方が転じて「デマをこく」と言われるようになり、そこから嘘をつくことが「デマこき」、さらには「デマゴギー」なる言葉が生まれた。たんに「デマ」と言えばいいところを、英語と勘違いしているのか「デマゴギー」と高尚ぶって言う輩は多いが、「ミーハー」と同じでダジャレが元になった純然たる日本語なのである……というのは、今作った虚言なので、良い子は信じないように。 最近、「ザイール大使館員付き添い付きで子ども手当請求きた」というデマが流れた。まさに、ニセモノの良心で孝好氏が「信じたいものしか信じない」で懸念していたことが再発したかのようだった。Twitterは自分がフォローしたい人のメッセージが流れてくるから
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