開発現場では、新規の開発案件等に対して必要工数の見積もりを要求され、それはそれなりに難しいものが有るけれど、それ以上に難しいのは障害対応の工数見積もりだと思う。もちろん、内容を一目見て容易に原因と修正内容が分かるものがある一方で、原因の調査に難航し、さらに修正確認にも手間取るものが珍しくなかったりする。 何故そんなに時間がかかってしまうのだろうかと思って改めて考えてみたところ、対応に時間を要するものはこんな特徴を持っているようだ。 障害レポートに記載されている再現手順に従っても問題が再現しない。記載されていない情報に相違があるらしいので、レポートの報告者に詳細を問い合わせをする必要があり、そのやり取りに時間がかかってしまう。 原因調査のためにログ出力を追加したら問題が発生しなくなってしまう。ログ出力処理が、タイミングを何か変えてしまっているらしいが、その原因や影響理由が分からない。 不特定