12月1日の12球団オーナー会議で、横浜を買収するDeNAの球界参入が正式決定する。たった1人の反乱を続ける前巨人代表の清武英利氏と同様に、最後までDeNA潰しへ孤独な闘いを挑んでいる楽天だが、勝ち目なし。今後の焦点は交流戦での“新遺恨戦”だ。 22日に都内ホテルで行われた臨時実行委員会は、4時間の超ロングラン。同じIT企業の球界参入を、楽天が最後の抵抗で大反対のデモンストレーションをやってみたからだ。 しかし、途中から飛び入りの形で出席したDeNAの春田真会長(42)は、前日21日に競合企業のグリー、KDDIから起こされた10億5000万円の損害賠償訴訟の経緯を説明。 さらに、一部経済誌で報じられたインサイダー取引疑惑に関しても事実無根と全面否定してみせた。 グリーの田中社長は、楽天出身。臨時実行委員会前日の21日にDeNAに対する訴訟を明かしたのは、結果的に楽天にとって致命傷に