のび太が秘密道具「もしもボックス」を使って、叱責が違法な世界を作った。その行動にあきれて未来世界へ帰ったドラえもんだが、気ままにふるまう子供たちを叱責したため監獄にとらわれてしまう。同じように人間を叱責して捕らわれたロボット達と協力し、ドラえもんは脱獄しようとするが…… 生誕百年前にあたる、2012年の誕生日スペシャル。ただし、友人が祝うために野比家へ集まるくらいしか誕生日要素はない。水野宗徳脚本、八鍬新之介コンテ演出、三輪修と岡野慎吾の作画監督で、原画に桝田浩史など。 脱獄劇としては雑多な見せ場や伏線が散りばめられ、きちんと物語で活用されている。トロッコ上の砲撃、巨大ロボットの攻撃、背景動画を活用した剣劇、等々の作画演出に見どころがあった。3DCGを活用して描かれた監獄も実在感があり、脱獄の困難さが映像でよく表現されていた。過去の脱獄映画へのオマージュも楽しい。 しかし、脱獄劇を描くため