【上海=鈴木隆弘】米CNN(電子版)が、北京・天安門前への車突入・炎上事件の背景として、ウイグル族に対する中国当局の抑圧を指摘したことを受け、中国のウェブサイト「中華網」に「CNNは出て行け」という掲示板が作られ、6日までに12万人余が署名する騒ぎとなっている。 「中華網」に4日に設けられた掲示板は「CNNはテロ事件を歪曲して報道した」と訴え、署名を呼びかけた。 CNN報道に対しては、中国外務省の洪磊副報道局長が4日の定例記者会見で「テロリストを容認するものだ」と猛反発。また、国営中央テレビは5日、英BBCが事件をテロと伝えなかった点を「客観的事実と異なっている」と非難し、海外メディアの反応に神経をとがらせている。
自民党は7日の参院議院運営委員会理事会で、園遊会で天皇陛下に手紙を渡した山本太郎参院議員(無所属)への対応として、参院議長による注意と、皇室行事への出席自粛を求める方針を固めた。こうした対応は国会法などには定められておらず異例だ。 議員の除名や登院停止などの処分について国会法は、懲罰委員会で決めると定めている。議長が職権で懲罰委に付託するか、問題が発生してから3日以内に議員が懲罰動議を出せば開くことができる。しかし、議長による付託は前例が少なく、園遊会からすでに3日以上たっているとして、自民党は懲罰委を開くことを断念した。 一方、日本維新の会のアントニオ猪木参院議員は1日、議運の許可を得ずに出国し、北朝鮮を訪問した。7日に帰国する予定のため、自民党は8日に参院議運理事会で事情を聴いた後、懲罰動議を出すよう各会派に提案する方向だ。
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