1位から6位まで何でもありのパ・リーグ。A、Bクラスが固定のセ・リーグ。が、来季ペナントレースは逆転現象が起こる公算大だ。 パはリーグ連覇を目指すソフトバンクと、総額37億円といわれる大補強のオリックスの2強が突出。マッチレースが、来季も再現されるだろう。 勝って当たり前の戦力になったオリックスには重圧がかかる。大黒柱の金子もポスティングでのメジャー行きと国内移籍の二股騒動でイメージダウン。二重苦を跳ね返せるかが19年ぶり優勝のポイントになる。 他4球団が万馬券のリーグ優勝を飾るのは至難の業だ。興味はクライマックスシリーズ出場への3位争いだけ。混パの看板は返上だろう。 セは、リーグ3連覇で1強状態の巨人は3年ぶり日本一奪回がノルマだが、特筆すべき補強はなし。主将・捕手・4番と1人3役だった阿部が「一塁・4番」で再出発。「一からチームを作り直す」と原監督は宣言しているが、どこまで大改造できる