黒田景気も加わって24年ぶりリーグ優勝の機運が高まっている広島だが、今春オープン戦は最下位で終了。この10年間でオープン戦最下位チームがリーグ優勝したのは2008年の巨人だけ。それだけに、悲願Vのカギを握るのは緒方孝市新監督(46)だ。 「調子が悪いと感じていたと思うが、7イニングをゼロに抑えるのはすごい。彼の存在なくして今年の戦いはない」 緒方新監督の黒田評は実感だろう。 広島がオープン戦であげた3勝は、すべて黒田が登板した日曜日の試合で集客力も抜群。22日・ソフトバンク戦(マツダ)では、球団主催の本拠地オープン戦で史上最多3万1255人が集結。打者13人をパーフェクトに抑えた8日・ヤクルト戦は2万2942人。6回2失点だった15日のオリックス戦は2万2321人。“サンデー黒田”効果のほどをまざまざとみせつけた。 そんな黒田復帰効果を呼び込んだのは、緒方新監督だ。「黒田が広島に復帰するX