オリックス・金子千尋投手(31)が2日、出場選手登録を抹消された。登板した1日・楽天戦(コボスタ宮城)で右肩の違和感を訴え4回途中で降板していた。 19年ぶりのリーグ優勝という期待を裏切り、楽天との最下位争いを演じているチームの戦犯だ。 昨年オフにポスティングシステムでのメジャー移籍を希望したかと思えば、急転して国内FA宣言。あげ句の果てに残留。さらに「開幕に間に合うから」と右肘骨きょく除去出術を受けたが、結局は出遅れ。巨額補強も裏目に出て、開幕でいきなりエンストを起こしたチームは最下位争いという厳しい状況に陥っている。 そんな中、5月に復帰した右腕は7勝をあげ帳尻を合わせていたが、今度は右肩違和感ときた。 昨年オフ、金子が国内FA宣言した際に興味を示していた巨人、阪神などは、改めて胸をなで下ろしているだろう。巨額資金を投じて獲得していたら、巨大な“不良債権”となり大問題にもなっていたはず