広島が前田のポスティングシステム(入札制度)を使ってのメジャー移籍を認めたが、異議ありだ。 入札制度をへて海を渡った選手では、ダルビッシュ(レンジャーズ)が日本ハム時代に無敵の投球を展開した。田中(ヤンキース)は楽天時代の2013年、前人未到のシーズン24連勝無敗という大記録を樹立。チーム初のパ・リーグ優勝と日本一に貢献。ファンは日本球界の卒業とメジャー挑戦に拍手を送った。 前田は違う。8年ぶりに広島へ復帰した黒田との二本柱で24年ぶりのセ・リーグ優勝を期待されたが、3年ぶりの4位。前田は最多勝のタイトルと2度目の沢村賞を獲得したが、選考委員会から成績に対しもの足りないという意見があった。ファンも快く送り出す気にはならないだろう。 もっと本質的な問題もある。「ポスティングは、どんな理由をつけようとも結局はお金ほしさに選手を売り渡すことに変わりない」。こう大物球界OBたちが一刀両断するが、正
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