球界OB、各球団からもブーイングが起こっているコリジョン(衝突)ルール。導入した日本野球機構(NPB)は矢面に立たされている。 16日に都内で行われたNPBとの事務折衝で、日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長が、7月15日に予定する選手会総会で同ルールへの意見を集約し要望すると話した。 選手会にとって対岸の火事どころではない。同ルールは「本塁上の衝突でのケガを避けたい。選手生命に関わる。捕手だけでなく走者にも危険が及ぶ」とNPB側に対し導入を要請。昨季に米球界で採用された中「大リーグの変更ルールは1年後に日本でも導入」との慣習もあり、今季から導入された。 球界関係者からは「野球の醍醐味である本塁上のクロスプレーを禁止するルールなどやめてしまえ。野球にならない。導入したこと自体がおかしい。審判も被害者だ」と声があるが、選手会も矢面に立つべき問題だ。 選手間でも「ルールが厳格すぎる。もっと柔軟に