安倍晋三首相は2日、東京都議選での惨敗を受けて、8月末までに内閣改造を実施する方向で検討に入った。自民党内では学校法人「加計学園」を巡る問題や、閣僚・所属議員の言動への反発などが選挙結果に大きな影響を与えたとの声が多い。人事刷新で政権運営の立て直しを急ぐ。稲田朋美防衛相、金田勝年法相らの処遇などが焦点となりそうだ。首相は2日夜、都内で菅義偉官房長官や麻生太郎副総理・財務相、甘利明前経済財政・再
勝谷誠彦氏、落選の会見で「腐った保守は死ね」 選挙戦で億のカネを使った 拡大 任期満了に伴う兵庫県知事選は2日、投開票が行われ、5選を目指した現職の井戸敏三氏(71)が当選を確実にした。井戸氏の多選を批判し、県政刷新を訴えたコラムニストの勝谷誠彦氏(56)は及ばず。半世紀以上、官僚出身者が知事を担い続ける県政への“劇薬注入”はならなかった。 接戦も予想されたが、結果は投票締め切り直後に井戸氏当確が伝わる瞬殺だった。勝谷氏は支援者が集まった神戸市内の会場に姿をみせると「あー楽しかった」と敗北宣言。「17日間で普通の人の生涯賃金の半分くらい使って楽しませてもらった」と笑顔で語った。 国政では加計学園を巡る問題などで与野党が激突する中、兵庫では自民、公明、民進などの県組織が井戸氏を支援。厚い壁にはね返された格好の勝谷氏は、発言が徐々にエスカレートし「日本の保守がいかに腐ったクソ保守かが分かった。
東京都議会議員選挙(定数127)が2日投開票され、小池百合子都知事が代表を務める地域政党「都民ファーストの会」が都議会第1党に躍進し、公明党などを合わせた小池氏の支持勢力が過半数に達した。一方、学校法人「加計(かけ)学園」を巡る問題や閣僚の問題発言、政権幹部の疑惑への批判にさらされた自民党(現有57議席)は過去最低の38議席を大きく下回る23議席にとどまった。安倍晋三首相が築いてきた「1強体制」は揺らぎ始め、憲法改正などの政権運営も見直しを迫られるのは必至だ。 小池氏は2日夜、都内のホテルで記者会見し、「『東京大改革』への期待を受けての結果だ。(勝因は)都民の目線で都政を一つ一つ語ったことに尽きる」と話した。 小池氏は都民ファーストの公認50人と、都民ファースト推薦の無所属候補、選挙協力する公明党と地域政党「東京・生活者ネットワーク」の計88人で選挙に臨み、過半数の確保を目指した。このうち
産経新聞のコラム「極言御免」を手がける阿比留瑠比・政治部編集委員兼論説委員が、松江市で「安倍政権と日本の将来」と題して講演した。経営者らの会合に講師として招かれた阿比留編集委員は、国会運営や憲法改正などさまざまなトピックスを挙げ、取材現場で耳にした安部晋三首相の「肉声」を交えながら、メディアの問題点を指摘するとともに、わが国の行く末について見通しを示した。 主な講演内容は次の通り。 メディアのバカ騒ぎ 多くの新聞が「共謀罪」と印象操作した「テロ等準備罪」の法律が成立した。世界中で同種の法律を持たない国がいくつあるか。日本が何か特別なことをやろうとしたわけではなく、世界標準に加わろうとしているだけ。それもザル法で、だ。 少し前には、特定秘密保護法をめぐるバカ騒ぎがあった。多くのメディアは、「暗黒社会が訪れる」「戦前回帰だ」「映画が作れなくなる」「小説が書けなくなる」と騒いだ。 その次には、集
政権を奪還した2012年の衆議院選での成功体験が根強く残っているのだろう。自民党がそれ以降の選挙戦最終日の「マイク納め」に選ぶ場所は、秋葉原駅前と決まっている。その“聖地”で7月1日には午後4時から、千代田区から都議選に出馬している自民党が公認する中村彩候補の街宣が行われた。 それにしてもすごい人だ。秋葉原駅の電気街口を出ると、すでにたくさんの人が集まっていた。安倍晋三首相が参加するためだろうが、国政選挙に近い動員ぶりだ。 「安倍やめろ!」コール ところが今回は、一部で異変が起こっている。当初から「安倍やめろ」のコールが沸き起こっていたのだ。 中心となっていたのは一部の集団だったようだが、街宣が始まるとともにコールは広がりを見せ、通行用のスペースを隔てた場所で演説を見ていた人まで「安倍やめろ」と口ずさむ有様だった。 そうした批判の声がとりわけ大きくなったのは、石原伸晃経済財政政策担当大臣が
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